柑橘類の陽

イラストだけでなく、言葉でも伝えられるようになりたいです。

映画「お笑いスター誕生!」雑感

鑑賞してまずの感想は、「ポスターで思い描いていた内容と違う!」ということでした。ポスターを見ると、エンドレスVSピンクらくだのバチバチがメインになるのかと思っていましたが、実際はエンドレスの二人が主役で、あくまで二人を中心に話が進んでいきました。*1
こじまさかど、特に小島くんがあんな重要な役どころを担っているとは思っていなかったので、「推し推しに憧れている世界って素晴らしい!」と泣きそうになりながら感謝しました。(だって現実では見られない設定…!)
なので、西畑くんと小島くんが好きな私だったり、丈くん担は出番も多くてすごく楽しい時間だと思うのですが、それ以外のファンの方もそうなのだろうか?と少し心配になっていました。そういった意味でも、色んな立場の人の感想が聞きたいですし、私は私でものすごく偏っている感想です。映画をめちゃめちゃ楽しめている組です。

映画の主題は、この夏西畑くんが公演の終わりに伝えてくれていた言葉そのものでした。日によって言い回しは異なりましたが、「これからもみなさんに幸せや感動を与え続けられる存在になりたいです。」という言葉はアイドルも芸人も変わらず、舞台の上に立つ人が大切にしてくださっているととても嬉しいですし、大事に受け取っていきたいです。

 

まず、西畑くんの坊主+ぷくぷくほっぺ期がすごく可愛いので、養成所卒業時のビジュアルが5000点はあります。後ろの方から眺めるほっぺたのラインが特に可愛いです。坊主期(外での漫才時に髪の毛にへこみがあるように見えたのは何なのでしょう…?)とカツラ期で、時間の経過を表しているのはわかりやすくて良かったです。意味のある坊主の使い方!

そして、漫才で音声ガイダンスの真似をする際の優輔(西畑くん)の表情が可愛くてずるいです。何度も繰り返す音声ガイダンスのやり取りは、最後の漫才の一回だけ崩れる訳ですが、その一回以外はたとえ涙目でも同じように眉を上げ、口をつき出すプロの優輔でした。

言い方だったり間だったり「演じる」ことで世界を作り、一つのネタをじっくりとやり込んでいく漫才のスタイルは、お笑いの中でも西畑くんに向いているのではと思いました。映画の取材で西畑くんの「自分はおもしろくないので」を百回は聞いた気がするのですが、あんまり言いすぎると余計に「西畑くんはおもしろくない」という前提条件の元でMCやコントを見る人が増えてしまうのではと危惧してしまいます。自分がどう思ったかよりも、世間の評判に合わせることを大事にする人は少なくないようなので。もちろん、日頃からお笑いに熱心に取り組んでいる丈くんが相方役だったからこそ、より面白い空間になったのだと思います。 

夏松竹の「少年たち」でイライラ焦って暴走するニシハタを観た後だったので、優輔の焦りや苛立ちはかわいらしいものでした。優輔は「二人で」早く売れようと焦り、稲毛(丈くん)は「優輔が売れるため」に自分が身を引くことを考える。きちんと言葉で表していれば、すれ違わなかった…ということはジャニーズ舞台でもよくありますが、取り返しのつかないことになる前に分かり合え、これからも二人が一緒に生きていけるハッピーエンドで良かったです。

 

コンビ、二人組でやっていくと決意することは、一般的には「結婚」にあたるものでしょうか。中学生時の優輔が稲毛に漫才コンビを組む誘いをする際も、たつのやでの漫才の後に二人が気持ちを新たに伝え合う際も、まるでプロポーズを見ているかのような面映ゆさでした。

 

道枝くんが西畑くん、長尾くんが丈くんの中学生時代を演じると聞いた時に、逆の方が顔立ち(西畑くんと長尾くんは同じ右顎にホクロがあります。)やキャラが似ているのでは?と思っていました。でも、映画を観ると確かにこの組み合わせが合っていて、優輔と稲毛は私の中の「西畑くんと丈くん」より「道枝くんと長尾くん」イメージに近い印象でした。そう思ってからは、大人優輔(西畑くん)時に道枝くんを重ねたり、大人稲毛(丈くん)時に長尾くんを重ねて見ていました。逆もしかりなのですが、その時は西畑くんではなくあくまで「優輔」を道枝くんに重ねていました。

 

去年は「あかり!俺だーっ!」という勢いで、強火次郎担のあかりさんを応援していましたが、今年は真砂(小島くん)にドルオタとして気持ちが寄ってしまいました。

中学生の頃にエンドレスの漫才を見て救われた真砂は芸人を志し、同じ事務所に所属するもそのことは一切言わず、先輩後輩として可愛がってもらう仲になりました(最初の場面から、稲毛よりも優輔との方がよく食事に行く仲なのではと推測)。デビュー5周年を祝うためにエンドレスの旅行先を調べ、ゾンビになって驚かせるプランを練り(思い入れのある漫才をオマージュする演出を考えるあたり、オタクポイントが非常に高い。めっちゃわかる。)、どうも二人は解散の危機を迎えていると知り、おそらく木下(正門くん)のサポートがあってこれまでの想いを伝え、最後の漫才になるかもしれない場に足を踏み入れる。漫才はいつもと違う流れになり、特別だと伝えたゾンビ映画ネタを挟み(高浜さん優しい。泣く。)、事情を知る者のみが漫才のネタではなく本人の言葉であるとわかる中、良かったー!エンドレスは解散しないぞー!と確信を持って、強く拍手を送ります。(偏ったあらすじ-完-)

自分にはドルオタの引き出ししかないのだろうかと少し不安になりますが、卒業公演で推しに「泣かないで!」と言われないようにするのが目下の目標*2である私からすると、涙を流さなかった真砂は強いです。5周年からの解散の危機って、テンションの急降下具合が半端ないのに…。

もう一つオタク話では、デビューから数年経っても変わらずエンドレスの出待ちを行っている、ピンク色が強いシオリちゃんも気になるところ。たつのやでの漫才は、シオリちゃん的には押さえておきたい現場だっただろうけど、ヤラカさないと行けないですもんね。あの場にいなかったからこそ好感度が高いです。 

何もない(本当はゾンビ木下がいる)空間を見てニコニコしている真砂を見た時は、「霊が見える設定なのかな?」と思ってしまいました。(映画のオチは、本当に幽霊がいた話になるのかと…。)

そして、これまで推してきて今更何を言ってるんだ感満載なのですが、大きなスクリーンで見た小島くんのお顔がすっっっっっごく綺麗でビックリしました!*3真砂と優輔のアップが交互に映る場面では、「(真砂)綺麗…(優輔)可愛い…(真砂)綺麗…(優輔)可愛い…」と、脳みそが幸せになりすぎて訳のわからないことになっていました。

 

エンディングはおなじみのインド映画形式ですが、流星くんが出てきた瞬間に「天使降臨!」と気持ちが華やぎました。急にあんなに可愛い子がエンディングに出てきたら、事情を知らない方はびっくりしません?ダイマのチャンスですね!松竹座に入る時は川北くんがアップめに映って泣きそうでした。西畑くんを挟んで、斗亜くんのシンメにいるんです…!一瞬、西畑くんとの2ショットに見えるんです…!
今回は角座から松竹座inのルートだったので、会員向け動画の「UME強引オン!」と前作エンディングの「Dream Catcher」をその後に見れば松竹座の案内もバッチリですね。

 

ちょいちょい対談や舞台挨拶で話している「次回作はBLで」というのは、一般人の友達を誘うのにハードルが高すぎてしまうため、やめておいてほしいです。あくまでオタク向けにしても、人を選ぶ題材ですから…。
監督が舞台挨拶でおっしゃっていた、「本人が本人役で出てバックステージを撮る。コンサート前に西畑くんが誘拐されるような。」といったものは、これまでの関ジュ映画とはまた違った色合いで面白そうですね。*4

ドリステへの赤名くんの抜擢が夏松竹'15の演技からだったということで、去年の「ANOTHER」を観て「任せてみよう」と思ったのが丈くんや小島くん、正門くんだったのかなと思うと、今夏から次へ繋げる人は誰なのか、今から「次」を期待してしまいます。

 

 

余談ですが、若手芸人物のシリーズ小説を読み終えたところだったので、軽率に世界をリンクさせ、「西も東も芸人さんの世界は熱い!」とドーパミンが出まくりました。気になる方は、ご一読ください。できればあらすじは読まずに、順番に読んでいただきたいです。*5

オーディション 南部芸能事務所

オーディション 南部芸能事務所

 


このシリーズを読んでいたので、エンドレスとピンクらくだのコンビ名に野心を感じてニヤリとしました。
もう一つ余談で、これまたちょうどゾンビ小説を読んでいるところだったので、エンドレスのネタがやけにタイムリーでした(笑)。

 

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舞台挨拶

去年の私が申込み時に役立った*6のですが、今年も先行抽選の間にチケットを押さえることができませんでした…何でや…。次こそは早めに手元にチケットが欲しいです。
学生さんの夏休みを狙った期間(8/31までのところも少なくなってきたと思うのですが…。)としても、「平日関東圏>>>>平日関西圏」で座席に余裕があった模様。去年よりも舞台挨拶の回数を抑えて上映開始一週間に絞り、一回を除き(移動の関係?)上映後の挨拶になっていました。

Twitterでの質問募集企画では、おそらく私の質問が採用された!と思うので、去年の大西さんよろしく「アイラブ埼玉!」と言っておきます。質問を考えるのは苦手ですが、頑張り時にはがんばりたいです。

 

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おまけ

*1:役柄等の説明を極力省いているので、映画をご存じでない方は公式サイトよりよろしくお願いします。「映画 スタタン」で検索!

*2:この一文を打つだけでも目が潤む。

*3:「ジミーMackyに似てる」「歯並びがすごく良い」以上の感想をお顔に対してこれまで持っていなかったので、ようやく周囲の「顔が整っている」評に深く頷けます。

*4:本人役の映画、という点で光GENJIさんの「ふ・し・ぎ・なBABY」を思い出しましたが、他にも前例はあるのでしょうか。GENJIの五人が出会った不思議な赤ちゃんを巡ってのドタバタ物語(という、文献からの認識。)。得意のローラースケートで追っ手を撒く…という部分はHiHiJETさん案件のような気も。

*5:順番に「南部芸能事務所」「メリーランド」「春の嵐」「オーディション」「コンビ」。読んでいる内にアッと意図に気づいておもしろかった単行本の装丁があり、他の方にも同じ経験をしていただきたいので、二巻目は文庫本ではなく単行本での読破をお勧めします。

*6:関ジュ映画舞台挨拶覚え書き - 柑橘類の陽