柑橘類の陽

イラストだけでなく、言葉でも伝えられるようになりたいです。

クリパの頃に考えていたアレコレ

この冬の関西ジャニーズJr.松竹座公演は、「兄組」と「弟組(次世代組)」の二つに分かれて行いました。

夏に友達と「そろそろチームを分けての公演があるのでは。」と話していたので、お知らせを聞いた時には「やはり」もしくは「ついに」くらいの感想でしたが、Twitter上では様々な感情が錯綜しておりました。それを見て自分はすごく呑気な方だと気づき、次の季節が来てしまいましたが、クリパの頃に考えていたことをまとめます。

 

 

*分け方について*

友達とのチーム分け話では、「※申し込みの段階で出演者を全員公表する。」を第一の条件にしていました。そちらの方が単純に申し込み倍率で人気度を測れますし、妄想の中くらいは”出るかもしれない申し込み”をしたくないからです。何人か名前のある子以外に「関西ジャニーズJr.」とまとめられていても*1、当落確認後に発表されるポスターには名前と写真が載っていたり、そこになくても幕が上がるといたり。チケットが取れたイコール担当に会いに行ける!とは限らない世界、改めてギャンブルですね。ちなみに妄想なので、「※出演者が変更する可能性があります。」の一文もありません。出る人は出る、出ない人は出ない。シンプルにそれだけです。

 

17年夏の短いショータイムでも顕著なように、可愛い曲を担当することが多い「西畑くん・流星くん」と、カッコイイ曲を担当することが多い「康二くん・龍太くん」を分けて、あまり見慣れない組み合わせの「西畑くん・龍太くん」「康二くん・流星くん」がそれぞれ頭の二組になるのではと考えていました。その後もいわゆるラインごとに二つに分けていって、「バンドがほしいなら二組作ればいいじゃない」とマリーアントワネット並の傲慢さも交えつつ、分けることを考えていきました。*2

 

課題曲みたいにそれぞれの公演で同じ曲・メドレーがあったら、色の違いがわかりやすくて面白いと思っていました。基本的にこの分け方は、バラエティ番組でのチーム分けのように、戦力の均等化を目的とした考え方です。

 

実際は、「兄組・弟組」と称されたように、平日公演は西畑くん康二くん龍太くんを頭に置いた成人組(最年少は高一の佐野くん)、休日公演は流星くんを筆頭として現役学生が主の年齢層が若い布陣(最年長は21歳の正門くん)での分け方でした。均等化ではなく、特色を活かす、伸ばすための分け方です。二年前にチーム分けが行われた際は、平日の兄組は大人っぽい曲が多く、休日のちびっ子組はフレッシュな曲が多かったので、今回はそのイメージと逆の曲が多くてもそれはそれで面白いなと思っていました。

 

 

*申し込み方について*

今回は四つの選択がありました。(当選落選については置いておいて。)

 

① 兄組のみに行く

② 弟組のみに行く

③ 兄組も弟組も行く

④ どちらも行かない

 

二年前のクリパでは、西畑くん康二くん流星くん龍太くんの四人が両公演出演だったため、両方の公演に参加した人は結構いたように思いますが、今回はその時よりは少なく感じました。バンド組*3担当か、単純に両方興味のある人でないと両公演には入らなかったようです。

 

メール発表の段階で、おそらく小島くんと川北くんは流星くん筆頭の休日公演に出演するだろうと思ったので、私は「どっちも当てて、どっちも行く」というシンプルな申し込み方針になりました。これなら「※出演者は変更される可能性があります。」にも対応できますし、もし自分の推しが片方の公演にしか出ないとしても別公演を一回は見てみたいので、これがベストの選択でした。弟組申し込みのみの友達に日程相談をしたところ少し驚かれたので、周囲からは兄組しか申し込まないように思われていたのでしょうか。

 

私は狙い通り両公演に参加した③ですが、①と②の人との間で情報に隔たりがあるように感じたので、一日で両公演観られる日がもしもあったら、”ついでに”でも両公演を観ようとした人が増えたのではないかと思います。当たるかどうかは別問題にして。

その場合の私の好みは、アンコールの楽曲が「Beautiful未来」という点で「昼:兄組、夜:弟組」です。兄組のアンコール楽曲「浪速一等賞!」は”現在”という感じで、「Beautiful未来」は”これから”の余韻を残して帰れるのが、明日からも頑張ろうと思えて好きだからです。

 

 

*「次世代」について*

メインと呼ばれる中で一番若い流星くんが、他のJr.を率いてトップに君臨する大役を任された訳だから、これは流星担は喜び一色なのでは!?支え時ですね!と思っていたので、一概にそうでもないと気づいたあたりで自分の呑気さを知りました。

「ちびっ子組ではなく次世代組と言ってもらえるような、素晴らしい公演をしたい。」という文脈で出た「次世代」という言葉も、女子ドル界では、「次世代エース」「●年に一度の逸材」「○○の再来」といった売り文句で新しく入った子をよくプッシュするので聞き慣れており、そのままの文章で受け取っていました。しかし、”次世代ではない方の兄組をdisっている”と受け取っている方も見かけたので、誰を応援していて、○○の件ではどう思っているのか等を確認してからでないと、ものすごく話しかけづらい状況になっていると思いました。

 

 

*かつての「関西Jr.」について*

 

V.B.Bが関西で席巻していた頃の楽曲やアレンジされた衣装が披露される度に、当時と比べられることが未だに多いですが、これはもう仕方のないことだと思います。自分の中にあるキラキラした思い出の楽曲をどれだけ大切に披露してくれるのかが、受け手として重要になってくるのでしょうし、「誰が」やっているのかも大切だと思うので、完全に納得することはないのだろうと思います。納得する=正しいかは別として、昔を知らない方が純粋に目の前にあることを楽しめて良いのかもしれないと思う時はあります。同じ関ジュ担で括るにしても、オリジナル曲の色合いがその時々で違うように、時代によって好みが多少は違っているのだと思います。

∞が松竹座を卒業した後の関西Jr.のコンサートへ行っており、2010年夏の「少年たち」DVDを観ても誰がどんな子なのかわかる程度には「知っている」のですが、私が熱心に関西Jr.の現場へ行き始めたのは西畑くんを推すと腹をくくったあくまで2013年夏からなので、それ以前から熱く応援されている方との熱量はこれからも埋まることはないのだろうと感じています。

そもそも、私があまり「誰が歌っているか」にあまり重きを置かないため呑気なのかもしれません。推しが歌う機会はもうない曲をどんどん歌い継いでほしい派の私が、もしも誰かが歌うとしたら厳しい目で見てしまい、できれば他の人に歌ってほしくない曲…と考えて出てきたのは、横山さん・村上さんの「はにかみオブリガード」と、内くんの「Master Key」でした。この二曲だけは、ファンがどれだけ大切にしている曲だと理解しているかどうか、パフォーマンスでじっくり見極めようとしてしまうと思います。

 

 

*まとめ*

ここまで並べてきて自分の呑気さを改めて感じますが、私は私で人より呑気でない部分ももちろんあります。*4他の人も同じように思ってほしいかというとそうではないので、”いろんな考え方の人がいる”という多様性の再確認にとどめておきます。いろんな人がいるからおもしろいですし、反射的に声を出して誰かを傷つける可能性がないかどうか、少し立ち止まって考えることはやめたくないです。

*1:「D;J+」の宣伝で関西ジャニーズJr.が掲載されるとduet誌上で紹介されましたが、実際の掲載は西畑くん・流星くん・道枝くんの三人だけで、予想以上に少ない人数に驚くとともに、表示のあてのならなさを実感したばかりです。

*2:一ヵ月で披露できるレベルまで達したら本番でもドラムを叩ける、という条件で猛練習した大倉さんの例があるので、演奏未経験者でもチャンスと捉えて挑戦する可能性があります。しかし、以前にドラムを披露していた朝田くんが、兄組公演でベースを弾くとは思っていなかったです…!弟組公演では、17年春のジャニストツアーがかぶる日程時に吉岡くんが抜けた際にベースを弾いた、陸くんが担当しました。

*3:正門くん、小島くん、佐野くん。ポスターが怪しかったから兄組にも出るかもしれないよね~と言っていたら本当に出た!という感じですが、あそこまでガッツリと出番があるなら最初から発表してほしかったです。

*4:クール途中でJr.の番組がデビューしたグループの番組に変わったことがあるので、「次のクールも番組が続く!」という喜びの声に、残念ながら乗り切れない部分があります。これはもう変えようのない、仕方がないことだと思います。