柑橘類の陽

イラストだけでなく、言葉でも伝えられるようになりたいです。

「ジャニーズJr. 8・8祭り ~東京ドームから始まる~」雑感

東京ドームに足を踏み入れるのは、2011年の関ジャニ∞「FIGHT」コンぶりとなりました。当日のTwitterのTLでは、各所のJr.担が東京ドームに集っていく感じがあってワクワクしました。
推しカメラをできるのは現場入りした自分しかいませんし、場内にいないと二組のデビューを今でも現実感がないままでいたと思うので、会場で参加できて良かったです。
そして、なにわ男子とSnow Manのグッズは当日の昼前に売り切れたものの、グッズ量を多く用意してくださってありがたかったです。

 

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以下、すべての出来事に触れているわけではありませんが、簡単な雑感です。

 

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時系列に沿った感想

オープニング映像
各個人にフォーカスがあたり、今日のJr.コンにおいてすのすとは別枠だとわかる扱いでした。

「Can do! Can go!」
かつてのJr.黄金期よりも聴いた回数が多くなってそうな「Jr.といえばこの曲①」ですね。Jr.コンに来たぞ!という実感がわきます。

「なにわLucky boy!!」
東京ドームでラキボが聴けた!普段のワチャワチャENDとは異なり、7人が散らばりリフターで上がる演出だったので、余計に東京ドームの広さを感じました。

「おいで、Sunshine!」
キラキラでフレッシュな王道アイドルソングでめちゃめちゃ好きです!前々からあった「美 少年現場に行ってなぁくん色のサイリウムを振りたい!」という野望が叶いました。
東京が大阪だったら軽率にはいび現場に入るんですけども…関西にいるとなかなかこの二組を観るのは難しいです。はいびりとかんコンの開催希望。

すのすと
3曲ずつの披露で、しかもそれぞれ演出が豪華で、改めて今日の二組は別枠扱いだとわかりました。

「NOT ENOUGH」
美 少年、少年忍者、Lilかんさいという若いユニットのコラボが眩しい。ジャニフワが懐かしかったです。

「君と…Milky way
正確無比なキーボードの石垣くんがここで登場!?Jr.なのかどうかわかりませんが、安心感しかない演奏。いわゆる演技班が歌唱力で殴りにきた感じで、シンプルに歌が上手かったです。

腹筋太鼓
ちびっ子が黄色に光るペンライトを持って走ってくる様が可愛かったです。かわいいな~と微笑ましく思っていたら関西Jr.の面々で、慌てて双眼鏡を構えました。

東西バンドのフロート移動
東の7MEN侍と西のAぇ!group。正門くんはギターソロで歓声を独り占め!カッコイイ!!小島くんはキーボードをあまり弾いておらず、主に会場を煽っていました。「バンド とは」と脳内検索をしたくなりましたが、とても楽しそうで何よりでした。


●すのすとデビュー発表のくだりについては、次項目に記載するため割愛。

「ダイヤモンドスマイル」
今まで見た中で一番キラキラしていて最高のパフォーマンスでした!デビュー発表から続くすのすと楽曲のオンパレードに時を止めていた心が動きました。「楽しい」と思える心が自分の中にまだあることを、思い出させてくれてありがとうございました。

Firebird
コール紹介動画があったので予めこの曲の披露が予想されましたが、嬉しい東京ドームでの披露!松竹座&グローブ座という限られた空間でしか披露したことがなかったので、これを機にハマっていただきたい…と熱い気持ちで眺めていました。ジャニストさん譲りのメンバーカラー衣装が、遠目でもわかりやすくて良かったです。

「勇気100%」
水着Jr.と噴水だなんて、夏のJr.コン風物詩!SUMMARYっぽい!と楽しくなりました。なぁくんの近くに大内リオンくんの姿が見えて、やたらとアイドル力の高い一角だな~と思いました。

コラボ「青春アミーゴ
たまアリで好評のラウ道だけでなく、同時多発テロ的なコンビの発生!長い脚を上げる度に\ふ~ぅう!/とコールするのが既に定着していて楽しいです。

コラボ「パラダイス銀河
「ダイヤモンドスマイル」と並んでMVPを贈りたくなった一曲。光GENJI好きでもあるので、めっちゃ楽しかったです。バラエティーをやりきるメンツを揃えたのかと思っている内に作間くんのスペシャルチャレンジが挟まり、何が何だかのお祭り感にあふれていて良かったです。

コラボ「アンダルシアに憧れて」
西畑くんが出てきた!と思ったら次々にメンバーが登場し、最終的には全員曲になったので、まだまだコラボが観たいんだけど!?と欲が出てしまいました。

「君にこの歌を」
「少年たち」でおなじみの一曲も、ジャニーさんがお亡くなりになってから、歌う意味がより深まった気がします。西畑くんは下手にいたので、上手から登場したなにわ男子と合流できずに一人で歌っていました。何とかなったら良かったのですが…。

「REAL DX」
「Jr.といえばこの曲②」ですね。私はリアルタイムで履修していないのですが、それでもJr.コンに来た実感がわきます。かつての黄金期を踏襲するなら、「明日に向かって」も入れてほしいところです(笑)。

 

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すのすとデビュー発表のくだりについて

MCで各ユニットが発表する内容の規模がどんどん大きくなり、物々しい演出の中で二組のデビューが発表され、耳をつんざくようなその日一番の大音量の歓声が起こりました。
私の中で一番に浮かんだ感情が「悔しい」だったことが、個人的には意外でした。ここ一年は特に、何かある度にファンが「デビュー」という言葉を口にすることが多く*1少々食傷気味であったため、私自身はデビューにそこまで執着を持っていないのだと思っていましたが、それでも悔しかったです。
悔しいや悲しいといった負の感情でコンサート中に泣くのは好きでないので堪えていましたが、発表後から二組に対してペンライトを振る気持ちが驚く程なくなり、ステージ上をただ眺めて立ち尽くすのみになりました。「すのすと&すのすと担」が一つの階層にいて、同じ会場内にいるはずの私は別の階層から見ているようで、現実味のない時間でした。「FIRE BEAT」はデビュー発表した直後にピッタリな夢を掴む曲だったんだと気づくのと同時に、それならすのすとだけの歌唱でも良かったのでは…とぼんやり考えていました。*2
すのすとの曲が続き、もしかしてこのまますのすと曲だけで本編が終わるのではないか…とありえなくもない考えが浮かんだ時に、なにわ男子の「ダイヤモンドスマイル」が披露され、救われました。地蔵から人間に戻れました。

デビューのデの字も出ないまま、ぬるっと四人だけで「ええじゃないか」が披露された地獄のあけおめ2014*3を経て、「デビューっておめでたいことのはずなのに、おめでとうすら言えない状態なのはおかしい!」と思いました。なので、該当担にはおめでたいことはおめでたいこととして、喜びあふれる姿でいてほしいです。100%の人が幸せになる出来事はそうそうございませんし、色々な立場から思うところはもちろんありますが、「こちらはこちらで頑張りますので、そちらはそちらで頑張ってください」と、別世界に飛び立った二組のアイドルグループとそのファンの方々にエールを送ります。

 

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その他雑感

“19年ぶりの開催”と言われたJr.のドームコンに、19年前の私は大阪で参加しました。小原裕貴くんの卒業セレモニーが含まれる内容で、近くのお姉さんが涙を流す姿を目にした妹に「何であの人は泣いてるん?」と尋ねられ、当時小学生だった私は「それだけ好きやったんやろ」と答えましたが、内心「アイドルをそこまで好きになることがあるんやな」と不思議に思っていました。今の私が同じ光景を目にしたら「お別れの場があるだけでも幸せなことだ…」と思うので、間に何があったのか(笑)、19年という時間は長いですね。

大体において察しが悪い方なので、「全Jr.担が予想していたデビュー」というような言葉をブログ等で見る度に、皆そうだったのー!?とビックリしました。*4

そこまで鈍かった理由は二つありまして、一つ目は「私が現場にいるから大きな発表はない」という根拠のない自信です。例えば2007年9月24日の横アリや2016年1月17日京セラなど、前日はいるのに、どデカイ事が起こる回を避けるかのように現場にいない。テレビで突如発表があっても、なぜかその瞬間だけテレビの前にいない。そういうタイミングがいいのか悪いのかな星の下にいたので、前述した根拠のない自信がありました。*5

二つ目の理由は、タッキーが社長になってからの動きを見て、これまでの大前提であった「CDデビューをもってJr.を卒業する」制度をなくす代わりに、Jr.全体のブランド力を上げる方向へ進むと思っていたからです。全体の~を推し進める場合、一つ(二つ)のユニットだけ目立つようにはしないだろうと思っていました。結局、CDデビューが必要である世界のままであったということでしょうか。

 

全体的に、\注目度の高いJr.コンで二組のデビューを発表したい!/という事務所の思惑は重々承知した上で、それ以外の部分で他担も満足できるセトリをもっと組めたのでは…と思いました。"練習時間"という現実の問題が頭をよぎりますが、希望を持つのは勝手だと思うので、簡単に記しておきます。

・なにわ男子の新曲もLilかんさいの新曲も聴きたかった!
 聴けると思ってたんですよ、注目度の高いドームコンでアピールしない訳がないと思っていたので(この理由は全て「だからデビュー発表が行われた」ことに繋がっていく)。ユニットがない時代なら、今回のなにわ2曲+Aぇ1曲の3曲分の枠を関西Jr.全体で披露したのかもしれませんが、ここは貪欲でいたいです。

・ユニットコラボをするなら全員にやってほしかった!
 「青春アミーゴ」(次世代選抜)→「バラダイス銀河」(バラエティー選抜)→「君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか」(歌うま選抜)→チーム樹(ラップ選抜)→「アンダルシアに憧れて」ときて、途中から全員になってしまったので、少し消化不良でした。ダンス選抜や超アイドル選抜(おそらく私の推しが集結する)も見たかったです。

・「恋の病と野郎組」コラボをやってほしかった!
 東西のJr.が揃う機会なんてめったにないので、旬の組み合わせで是非とも披露してほしかったです。学生服で主題歌の「ZENSHIN」を歌うもよし、古のJr.曲「ラブレター」も合うと思うんですよ!そして野郎組コラボがあったら、全員が同ユニとはいえ「簡単なお仕事です。に応募してみた」曲があっても良いのでは。お仕事っぽい曲か、ホラー味のある曲か…。

・あすかな曲をやってほしかった!
 春からずっと言っています(笑)。VRライブ形式でも、丈橋ライブ形式でも形式は構いませんし、第二弾も開始します!ドーン!でいきなり新ユニットが楽曲披露するのもアリです。

・プレゾンやSHOCKも味わいたかった。
 滝沢演舞場、ジャニワ、SUMMARY等伝統舞台の一片を味わったので、それならプレゾンとSHOCKも味わいたかったです。

・地に足をつけた対バンが観たかった。
 せっかく東西のバンドユニットでコラボをするなら、フロートで楽器ごと運ばれるのではなく、じっくりと演奏のコラボをメインにしてほしかったです。


かつて横アリと城ホールで開催されたJr.祭も、一年目より二年目の方がブラッシュアップされておもしろかったので、次の機会があったらもっとお祭り感のある楽しいコンサートになりますように。そしてその頃には、ネット配信にタイムシフト機能がついていますように!

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*1:どこの界隈を見ても、「デビューした!」「デビューしてないのおかしくない!?」「デビュー早よ!」「早くデビューさせろ!」と”デビュー”の文字が踊っていました。

*2:後で、すのすと以外のメンバーが歌うことで「これから夢を掴むぞ!」という決意の曲に変わるんだな(本来はそちらの意味が主だと思いますが)とも思いました。

*3:二日目のみ参加。一日目は紹介があったそうで、それはまた地獄だった模様。

*4:本人の匂わせがあったり、漏れている情報があったりで、該当担からすると「いつデビューするの!?」という状態だった模様。

*5:私が参加する松竹座の千秋楽には誰の涙もない…というジンクスもあります。平和。