柑橘類の陽

イラストだけでなく、言葉でも伝えられるようになりたいです。

夏を、松竹座に閉じ込めた。~「関西ジャニーズJr. Summer Special 2021」雑感~

参加した8月3日昼公演をベースに、感想を記しました。良き夏の思い出。もちろん、小島くんと角くんの感想が長くなります。

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セトリ順の感想

【寸劇1】
私の参加回は、ストーリーテラーが角くんと丸岡くんでした。角くんか丸岡くんの出演が多いものの、ぼいびの日替わり要素でした。

1. 「浪花いろは節
松竹座での浪花いろは節!となると、かつての関ジャニ∞を重ねたくなる方が多いと思いますが、あの頃と比べると、衣装もセットも豪華なんですよね…!いい時代です。

2. 「恋祭り」
NEWSはあまり選曲しないイメージだったので、意外でした。NEWS楽曲の中でも、祭りっぽくて盛り上がる曲!

3. 「ハチャメチャ音頭」
あけおめで「おみくじHAPPY!」を絶対やってほしいように、夏の現場では「ハチャメチャ音頭」を絶対にやってほしい。今まで何で気づかなかったんだろう?と思うくらいに、夏にピッタリな楽曲です。
この冒頭3曲で、明確に「祭り」コンセプトを打ち出してきましたね。

4. 「スマイル!スマイル!」(Boys be)
ひぇ~!可愛い!歌詞に合わせた振り付けが可愛い!とニコニコしました。元々は7WEST楽曲だと知って納得。

5. 「Act-show」(マッタン)
これまで大人数でやるイメージが強かったけれども、技巧派たちで魅せていくのも良い!

6. 「Magic Power」(マッタン、Boys be)
またやってきた可愛い楽曲に、ここまで私好みの曲調続きで良いの!?と少し混乱しながらも楽しみました。

7. 「Party Aholic」(Aぇ! group)
今夏唯一披露されたAぇオリジナル曲。先程までとはガラッと変わり、ムーディーな雰囲気を漂わせてソファに座り、妖艶な始まり方でした。

8. 「パラパラチャーハン」
前曲タイトル「Party」と掛けているのか、派手なファーとサングラスをかけ、一気に夜のクラブ風味に。パラパラで、今度は盛り上げます。

9. 「アカンLOVE ~純情愛やで~」
まだジャニストコンに参加していた時期の曲なので、体がパラパラを覚えておりました。
大晴くんのあおりで、客席はウェーブ。

【寸劇2】
お祭りの会場に来た、角くんと丸岡くん。「赤い屋台がいい!」「青い屋台がいい!」と言い争いの末、それぞれ屋台チームに分かれ、ゲームで対決することに。

【ゲーム祭り】
司会とチーム分け、ゲーム内容は日替わりです。
私の参加回では、黒いハッピ着用の祭り実行委員会(司会)が小島くんと大晴くんと上垣くんでした。*1

①以心伝心ジェスチャー →チームの勝利

②気配斬り →チームの勝利
\フレー!フレー!つ・か・さ!/と応援する角くんが愛おしい。
ここで福井くんの「♪サ~バ~になって お~よご~♪(@「WAになっておどろう」)」を赤チームのギャガ―二人(大晴くん、角くん)が認めたため、第三戦も行うことに。

③大縄跳び
泥仕合の末、角くんが「サンバ!サンバ!俺のサンバ!!」と一発ギャグをしながら大縄へ飛び込むことで、決着がつきました。器用で度胸がある!

チームの勝利。
誰が罰ゲームを受ける?という段階になって、大晴「草間正門福井!(お兄さん方)」なのは、活躍量的にそれはそうでした。罰ゲームはビリビリペン。


10. 「アホ新世界」
ここで歌うと、お祭り意識はそのまま、大団円感が漂いますね。一件落着。

 

【MC】
途中で登場するJr.は日替わりで、あちゅし、山中くん、嵜本くんが次の楽曲決めに使うガラポンを持ってきました。山中くんの特技・ジャイアンボイスが冴えわたっておりました。ボエ~♪
大きなガラポンを回し、出てきた紙に書かれた楽曲を次に披露します。

 

【日替わり楽曲:8/3昼】
11. 「YSSB」(Aぇ! group)
イントロが聞こえた瞬間に、客席から少し悲鳴が漏れ出ました。
他の楽曲ガチャ候補曲は「シンデレラガール」「White Love」「名脇役」「JAPONICA STYLE」で、昨年の配信披露曲の中から選択したようです。

12. 「SUPER DERICATE」(Aぇ! group、マッタン)
ここの日替わり披露は、Aぇ+ぼいび「ぎゅっと」との二択だそうです。「ぎゅっと」での、角くんの下ハモを聴きたかったな…!
スパデリの場合は、スーパー福福タイムがあります。


【シャッフルメドレー】
13. 「キミとのキセキ(佐野、福井、澤田、陸、奥村、太郎、山中)
爽やかな曲は珍しいな~と思っていたら、一瞬で時が過ぎました。

14. 「ポコポンペコーリャ(末澤、千田、池川、亀井、上垣、北村、嵜本、扇野、中川)
末澤くんがちびっ子を従えて披露するのも楽曲も可愛くて、ひぇ~~~ずるい~~~!と思っていました。可愛い楽曲が大好き。

15. 「One in a million(大晴、岡、楽、一太、永岡)
大人っぽいクールめな楽曲は、これまでの大晴くん披露曲とイメージが違っていて新鮮です。

16. 「全部だきしめて(正門、陸、岩倉、奥村)
ギターを携えた3人+タンバリンを持つKinKi担奥村くんの組み合わせは曲ありきで決まったのかと思いきや、メンバーが決まり、奥村くんが推薦した楽曲に決定という流れだったよう。こういう特色縛りの選抜はいいですね。

17. 「Vanilla」(リチャ、福井、澤田、岡)
色っぽくて、リア恋派が増えそう…と思いながら眺めていました。

18. 「Star Time」(小島、楽、太郎、角、丸岡)
セトリを深く調べずうっすらわかるままで行ったので、「これか小島担が絶賛していたのは!」と合点がいきました。私得!これは”歌を聴かせる”ための選曲・選抜ですよね?本人はあまり歌に対して自信を持っていなさそうでしたが(下手だと嘆くこともありませんが)、私は「小島くんの歌声は良い!」と思っているので、ガッツポーズでした。お手紙を投じさせて!!!良かったよ!!!!

19. 「BRAVE SOUL」
今まで大概推しカメラで観てきたので、これまでとの違いをわかりたくてもあまり気づけず…残念でした。全員でガッツリと踊る曲は、毎公演必ず1つは欲しいですね。

【寸劇3】
フェス会場へ来た角くん&丸岡くん。brakeよりすっかりお馴染みとなったAD、岡ちゃんパイセンが内容を日替わりにしつつ、客席を煽って盛り上げます。声を出せるご時世だったらな…!

20. 「リリック」
昨夏の24時間テレビで披露のあった楽曲。生でも聴きたかったので嬉しいです。

21. 「Oh Yeah!」
バンド形式で披露する、ということに意味があると思った選曲です。そして「フェスっぽい」!

22. 「NOROSHI」
和太鼓組が力強い演奏で一気に「和」へ引き戻します。フェスブロックの最後に、ガンガンにぶち上がるナンバーです。
2021年12月の私は年末年始のコンサート名を知っているので、伏線か?と思わなくもないです。

23. 「純情恋花火」
浴衣&甚平でしっとりと花火曲を歌うのは最高!スクリーンに大きな花火が打ちあがり、松竹座なのに豪華…!(私がかつての∞と比較しようとすると、大抵「豪華」になります。目もお金も掛けてもらってますよ…。)消えゆく花火は切ない。

【寸劇4】
ケンカの仲直りとともに、角くんがギャグ「ビシッ!バシッ!令和の『令』!」を丸岡くんにあげることに。
 角くん「来年の夏もまた、一緒にお祭り行こな!」(小指を差し出す)
 丸岡くん「うん…」(指切りをする)
この丸岡くんの頷き方に、「これ多分、ドラえもん映画のお約束みたいに叶わないやつ…!」と感傷的になったのですが、小島監督の指示としてはいかがだったでしょうか。

【アンコール】
EN1. 「ハチャメチャ音頭」
最後まで夏!祭り!感が出ていて楽しいです。今夏はなにわで「関西アイランド」、サマスペで「ハチャメチャ音頭」の良さを再確認しました。

 

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雑感

私がサマスペを手短に話そうとすると、次の3つがポイントになります。

①楽曲ガチャに勝ちたかった。
「クール曲+クール曲」回に当たり、全体のセトリを見ると二曲ともクール曲でも全然あり得る分量だと思いますが、私向けではない結果でした。Aぇがなかなかやらないキラキラ王道楽曲「シンデレラガール」「White Love」、バラード曲「名脇役」の方が私の好みなのですが、結構な確率(60%の勝率)でも推し曲は引けませんでした…!そもそも、ぼいびor兄組ガチャで50%の確率なのに、昨秋からぼいびを引けておりません。ぼいび運があまりないのでは私…と恐ろしい考えが過りました。*2
何回も参加できる時はガチャの楽しみを味わえますが、一回の参加では推し曲を引けないと少しガッカリしてしまいますね。解消法は、チケットがもっと当たる事ですね。


②ちびっ子エチュード部分がエモエモのエモ!
今まで観た公演の中で一番、エチュードにエモさを感じました。Aぇが今回の公演でそれぞれ果たした役割が公演途中で判明しましたが、このエチュード担当は小島くんで、「私は小島くんの描く世界が好きなんだ」と再認識しました。そんな折に発表された小島組の笑劇は、私の需要に叶いすぎる現場で元気になりました。


③「Oh Yeah!」の披露。
昨秋のドリパビ公演を観て、「これからAぇは、どうなりたいんだろう?」と少し危惧していました。でも、ただバンド曲をバンド形式で歌うのではなく、披露したい楽曲をバンドで表現するという選択肢があると知れて、安心しました。バンドとしてのAぇらしさが、これから確立していけば嬉しいです。

 

座長はAぇ! groupであっても、全体的に「関西ジャニーズJr.」の公演でした。それはAぇオリジナル曲の披露がパリアホのみなことだけが原因ではないように思います。

同時期に行われたなにわ男子のツアーでも「夏らしさ」が盛り込まれており、両者から受ける印象の違いを考えていました。祭りで始まり、ゲームを行い、フェスでノッた後に打ちあがる夜空の花火。夏の楽しさと儚さがギュッと凝縮されていて、切なさすら感じました。終演後に夏が終わったと感じるも、松竹座では次の夏(公演)がまた始まり、パラレルワールドが繰り返される、「夏」を閉じ込めた空間になっていました。

 

オリジナル曲の存在はありがたいですし、ファンは当然大好きです。Jr.の場合、本人達の披露がないとまず聴けなくなる訳ですが、オリジナル曲の披露数が少なくても、ファンの人達が「楽しかった」と思える公演になったならば、大成功と言えます。やりたいことがあった際に、先輩の膨大な楽曲達から選べることは、Jr.の強みであり良さだと割り切った方が良さそうです。

ここ数年、今まであった「お決まりの公演」が崩されており、来夏もどうなるかわかりませんが、その時にしかできないものが観られればと思います。そしてチケットはつつがなく取れてください!

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*1:赤…角、末澤、大晴、楽、岩倉、井上。青…丸岡、正門、リチャ、福井、篤志、中川。

*2:60%でも勝てないのに、推しの限定SSRが0.6%でガシャってしまうのは何故でしょうね。天井しました。