柑橘類の陽

イラストだけでなく、言葉でも伝えられるようになりたいです。

ANOTHER~全体の感想~

 

昨夏に「少年たち」新規を脱した私は、日生劇場版も観劇、以前の公演のDVDを鑑賞、原典であるフォーリーブスさんにも触れて予習はバッチリ。2年目の「少年たち」を楽しむぞ!と思っていたのですが、春松竹の千秋楽で発表された夏の演目は、まさかの「ANOTHER」。*1驚きとともに、「あの」「伝説の」と頭に付けられる大事な舞台をなぜこのタイミングでやるのかというところはどうしても考えてしまいました。

その中で、友人が言っていた「道枝くん・長尾くん・恭平くんの見せ場を増やすため」が一番しっくりきました。去年のように3人がニシハタの弟ローテーションでしか出番がないのはもったいないですもんね。

 

私がこれまでに触れたANOTHERは、2006年関ジャニ∞主演「Another's "ANOTHER"」と2013年関西Jr.「ANOTHER」のみ*2で、今回は2013年日生劇場版をベースにしているとのことで、教科書とは別の出版社で発行した参考書でテストに挑みにいくようなものでした。参考書によって言い回しが違うため、覚えたままでは問題は解けないという。そんな訳で、どうしても自分の中の「ANOTHER」である2013年松竹座と比べてしまいますが、そのあたりはご了承くださいませ。

 

長くなったので、ダイゴと長老に関しては別記事にて書きます。

 ANOTHER~ダイゴと長老について~ - 柑橘類の陽

この記事は、それ以外の部分と全体的な感想です。

 

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「ジャニ舞台でストーリーにツッコむな」とは合言葉のようなものですが、説明台詞があったらわかりやすくなるのでは?と思う部分はありました。何回も観ることが前提なのか、話のわかりやすさを求めること自体がナンセンスなのかもしれませんが*3、一回観ただけだと頭にハテナが浮かぶことが色々ありました。去年の「少年たち」でも、『前回では一人の要素を分けたり、別人物の要素を合わせたりしたため、疑問・矛盾が生じる』ことが起こっていましたが、「●●くんカッコよかった♡」が終着点で良い、ということなのでしょうか。

 

初回の感想は、「目が足りてしまう。」でした。というのも、私が西畑くんと小島くんと川北くんを追おうとすると、

 ・漂流したダイゴとジョウ(西畑くん)

 ・漂流した少年たち(小島くん)

 ・島の住人(川北くん)

出番がこの3つに分かれているため、被るシーンがほぼありませんでした。双眼鏡以外の空間でも何が行われているのかを知ろうとすると、「やっぱり目が足りない。」となるのですが、逆に単推しの方は、自分の担当が出ない場面が相当あっただろうなと思います。

 

 

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クズ船員について

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2013年版では船員フジイが持っていたクズ要素を今回は楽器隊4人でわけあい、それぞれのクズ度が薄まっているため、私は長老の方がなかなか関わりたくないお方だなと思っております。(そのあたりは別記事にて記述します。)

船の操縦を知っていると思えない若い子達に「船員やねんから何とかしろ!」というのはお門違いな気がしますし、これは演者の年齢による印象かと思います。

 

◇それぞれのクズポイント◇

コジマ

 ・フウガが溺れそうになっているのに、浮輪を自分のものだと言って離さない。

 ・貴重な水を勝手に飲む。

 ・島の住人から武器と食べ物をかっぱらおうと提案。

【感想】4人の中では漂流生活に一番非協力的。でも「日本に帰りたーい!」と喚いているあたりで許してしまったというか、皆が一丸となって協力するためには邪魔となるかもしれないけれども、その弱さも含めてごく普通の子だなと思ってしまいました。

アカナ

 ・フウガの帽子を日除けのため被る。
  →船が沈む前にフウガと仲が良かったようなので、悪事に数えるのは少し疑問。アカナの言葉をそのまま受け取ったか、「みんなのフウガなのに」と悪と捉えられたのか。

 ・島の住民から槍をかっぱらおうとする。

 ○島の住民に捕まったコジマとヨシオカを見捨てて一人だけ逃亡。*4
  →その後、2人を助けにいくようみんなに懇願する。

【感想】楽器隊の中で一番情に厚いキャラだと思います。「急げ!若者」でコウジと真ん中でやり合っているのがオイシイしうらやましい!個人的に短髪はデコ出しが好みなので、一度拝めて良かったです。

ヨシオカ

 ・食べ物をかっぱらおうとする。

【感想】付和雷同、受動的、気弱で、四人の中では影が薄い…?(初日はハイホー時にボクシングの風圧で火を起こしたときいたのですが、翌日以降カットされました。)お化け!?なリチャードが出てくるときにコジマに隠れるのが可愛かったです。

マサカド

 ○そんなこと(コジマとヨシオカが捕まったこと)よりも薬草探しを優先すべきと発言。*5
  →「急げ!若者」後に「俺もあいつらのことを心配していないわけじゃない」と心変わり。

【感想】薬草に詳しいという協力的な要素があるため、クズとされる船員側所属が若干ややこしい。薬草を必死に探す姿がカッコイイ。

 

ここまで並べて、クズ要素を一挙に引き受ける2013年の船員フジイは本当にクズ野郎だったんだな!と感動すらしました。

show timeで楽器隊は全編バンド出演なため、貴重なダンス曲「急げ!若者」には囚われ中のコジマ・ヨシオカが出演できずで*6、悪いことしとるんちゃうで!何やってるねん!と思ってしまいました。

 

 

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楽曲について

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私の中で2013年「ANOTHER」を表す一曲は「Another Tomorrow」でしたが、2016年は「星をさがそう」になりました。島にダイゴが一人漂着した時と、最後に皆で歌う時は状況が異なっており、父に会い腹違いの弟シュンに会い、冒険を経て大事なものが増えていて感慨深いです。
Show time最後に歌う「鼓動」内にある歌詞『星を目指してみようか』とも勝手にリンクさせていました。

 

今回、西畑担として一曲推すなら迷わず「Darkness」です。西畑くんを見るのに満足したら他の子を判別しようと思っていましたが、案の定最後まで西畑くんを見るのみでした。何とか朝田くんは美しい鼻と口、真鳥くんは前髪でわかりましたが、周りのゾンビを全て特定するのは骨が折れそうですね。
切り裂く動作とともにライトで表現されるところと、虫みたいにワシャワシャ指を動かしながら舌なめずりをするところが好きです。

 

そして、今回一番目が足りない楽曲大賞は「アメフリ→レインボー」でした。
雨の妖精さんみたいで可愛かったかつてのAぇ少年を思い出し感傷に浸りつつ、西畑くんも見たいしアコギを弾く正門くんも見たいしキーボードを弾く小島くんも見たいしで、視線がきょろきょろしてしまいました。小島くんは本当にノリノリで弾かれているので、この曲をお好きなんだろうな~と思いつつも、私の周りはその時同じ舞台上にいる該当担ばかりなのでなかなかお勧めしづらかったです(笑)。*7

 

BAD BOYS」「Esper」の二曲だけでも腕が疲れるくらいにペンライトを振るのですが(ただしこの2曲ともに西畑くんは登場しません。残念。)、26日昼はその後に急遽「バンバンッ!」が追加され、精根尽き果てつつ撃ちました。可愛い曲が「Comon A My House」くらいで、今回はカッコいい曲が多め、かつての関西Jr.を知る人を懐かし死にさせるようなセトリだったと思います。

 

日替わりオーディションで遅刻してきたリュウセイが語るときのBGMが関ジャニ∞の「サムライブルース」がBGMだと思うのですが、他に言っている方がおられなかったので、本当にそうなのかわからずじまいでした。

冒頭に歌う「波」も、「4TOPSの『波』だ!」と興奮するにはその頃オタクでない人口が多いでしょうし*8、長年見ているとその分わかることがあって楽しいです。

 

 

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その他諸々

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ダイゴが薬草を採って戻ってくる際のシーンが、1階上手通路を通るため、その付近に座っている時しか何が起こっているのかよくわからずじまいでした。しかも、途中で倒れる際の表情を見るには、先の条件に追加して「ダイゴよりも前方の席」であることが必要なので、すごく贅沢な演技の使い方だと思いました。

 

「小島くんいっぱい喋ってたよ」と先に入った友達から聞いていたものの、今年の台詞の増え具合にびっくりしました。「Another Tomorrow」に入るキッカケがコウジとのやり取りからで、オイシイ…!とそこでも泣きそうになりました。
一番好きなのは、マサカドを薬草採りに行かせる場面です。コウジと和解して初めて協力的な態度を取る場面ですが、ポンポンとマサカドの肩をたたいて頷いてから押すくだりが好きでした。この辺の場面も目が足りないです。

 

最後の「星をさがそう」から終盤に向けてのコウジが好きで、ずるいなぁと毎回思っていました。回を追うにつれ、段々と「お兄ちゃん」の深みが増していたように思います。
去年はずっとクールでいなければいけない役どころでしたが、今年は全く別次元(リュウセイの回想)で世界のコニーさんが何をやっても本編に影響はない位置なためボケ倒せ、毎回楽しそうで良かったです。

 

2013年に葉っぱパンツの感想を言うのは西畑くんだったので、それと比べても長尾くんは毎回内容のあるアドリブで伝えていて偉いな~と感心しました。キョウヘイもシュンもそれぞれ頑張っていて、2年連続の「少年たち」ではなく、今年は「ANOTHER」で良かったと思います。

 

日替わりオーディションでは、振付師・柊和くんだけ見られなかったのが心残りです。

オーディション内容は、大西畑だったり川北くんのツッコミだったり今朝漫才だったり、なかなか引きが良かったのではと思います。

とはいえ、ツッコミ・風雅くん、ボケ・小島くんの回は見たかったですね…!普段「風雅くんはツッコミにいけると思うんですよ!」と力説しているだけに、また見られることを期待します。*9

 

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最後に

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全くの私事ですが、8月頭まで安静にしなければいけない状態になりまして、自然災害以外の理由で初めてコンサートに参加できなくなりました。幸い、体も頭も動き、チケットの対応を早めに取れたので良かったです。

雑誌を見る、TVを録画する、ラジオを聴く、Twitterを開く、何にしても自分から行動しないとドルオタ活動はできないと感じましたし、「友達と話したい」というのを一番に思ったので、私がジャニオタをやっていて楽しい理由はそこにあるのだと思います。楽しむためにも体が資本ですので、皆様も過信はしすぎず、健康第一、交通安全、滋養強壮へとご留意ください。「立ち止まった奴はそこで切り捨てられるんだろう…?」と思いがちですが、「疲れた時は立ち止まってもいい。」と、おSHOCK様が教えてくださっているので。

今年は冬を待たずして秋に「ジャニーズフューチャーワールド」があるため、また違った一面がすぐに見られそうで楽しみです。それではこのあたりで失礼します。

*1:しかも、これまで8、9月で東西同演目を上演していたのに、9月日生では別演目「少年たち」が上演されることに。

*2:2013年日生ANOTHERは、多分西畑くんは出演しないだろうと思い、申し込みませんでした。

*3:舞台側が全ての答えを提示するのではなく、曖昧なままで終結し、あれこれと観客に考えさせそれぞれの解釈が生まれるような形式の舞台もあります。

*4:2013年版は、子分のように付き従っていたニシハタがフジイを見捨てる。

*5:2013年版では薬草に詳しい要素は、漂流生活に協力的なナカマのものでした。

*6:2人が踊るのは「Hi!Ho!」と最後の「Another Tomorrow」だけです。

*7:カモナで、ちびっ子を見てよりニコニコと弾いている姿も可愛いです。

*8:少なくともNEWS結成前…って結成は2003年か、それは無理だな、とすぐに思い直しました。

*9:小島くんと風雅くんのコンビは、出演した3回とも内容やポジションを変えていて、挑戦的なところがとても良いです!

また一つ、春を迎えて

夏のお知らせがまだな内はセーフ!とのんびりと書いていたらアウトになってしまいました、春松竹の感想です。ちなみに今回は花道の奥は全く見えない席での参加だったので、そのあたりで起こった出来事は全く把握しておりません。

 

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西畑くんについて
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西畑くんの出ている曲でもしも一メドレー見られるとしたら「和メドレー」、一曲だけ見られるなら「ツキノミチ」を選びます。

私が関西Jr.を熱心に見るようになった2013年頃からは、和演出の曲がほとんど…というより全くなくなったように思います。そんな訳で熱望していた和メドレー、関西Jr.の全員野球感が溢れて見どころ満載、目が足りない!Jr.コンの良いところに、諸先輩方の最高曲を繋いで最強セトリを組めることがありますが、嵐さんの「心の空」や噂には聞いていたJUMPさんの人気曲「百花繚乱」など、良曲だと改めて知る布陣でワクワクしました。布!扇!和傘!扇子!ビラビラと落とすキラキラの長い紙*1!扇子を指でくるくる回し、口にくわえて踊る。みんな大好き和メドレー!ジャニーさん演出舞台で今熱い「玉」もあれば完璧でしたねとのたまう友人もいましたが、また見たいものです。

「ツキノミチ」は、メンバー的にスーパー私得タイムだったのですが、歌っている西畑くんも見たいし演奏している小島くんも見たいしバレエを踊る山本くんも見たいしで目が全然足りず頭を抱えました。全体を映す定点カメラを含めて目が4組は必要です。西畑くんは舞台中央、小島くんは下手、山本くんはくるくると動くので、三人ともに双眼鏡に収まるタイミングがなく。描くとしたらこういう感じかなという構図は浮かんだのですが、現実そのままを切り取ることはできず、自分の中でベストな鑑賞角度を見つけられなかったことが残念です。*2

もう一つのソロ(メイン?)曲、ニセ嵐*3による「愛を叫べ」では、西畑くんの持つアイドル力がいかんなく発揮されています。最近はカッコイイ場面が多くなってきましたが、西畑くんはやはりキラキラのアイドルが強みです。毎回可愛いちびっ子Jr.ちゃんたちの可愛い可愛い愛の叫びには、もはや私たちファンをというよりも舞台上の人達を癒してくださいという気分です。ちびっ子Jr.ちゃん達の白い衣装がただの妖精でひたすら可愛いです。リーダーとフクジュンのライバルっぷりも笑いました。

そんな中、私がこの春松竹で一番切り取りたかった場面は下記の部分です。
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「桜、咲くcolor」の初めに西畑くんは一階上手通路前方に置かれた台に乗って歌うので、前の曲の内にスタンバイをします。その際に気付いた付近のお客さんが声を出さないように機先を制する仕草がキラキラアイドル100%!どこかの漫画で見かけたことがあるような場面…!思わず私も同じポーズをとってしまいました。

 

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日替わりコント
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2パターンあり、役柄は毎回変更されます。

・「学校」
先生(進行)・生徒(ボケ)
先生が生徒役に大喜利ネタのお題を出したり話をまとめます。号令時のムチャブリ、「修学旅行の思い出」「怖い体育の田中先生に怒られたこと」「将来の夢」等の大喜利に答え、出演者全員の答えが合うよう最後は連想ゲームで締めます。(ボケることも多々あり。)

・「執事カフェ
マネージャー(進行)・執事(ボケ)・女性客(ムチャブリ・ボケ)
執事はカッコイイ自己紹介をしたり、お店のおすすめドリンクを女性客に飲ませたり、女性客の要望に応えます。マネージャーは、執事と女性客の間に立ってボケの渋滞を防ぐ役割です。ただし、女性客の組み合わせによっては地獄のムチャブリになります。一番恐ろしかったジー子+浜中ばみゅばみゅ回は、個性の強すぎる女性(のはず)客に執事が完全に食われた形になっておりました。強烈です。龍子と流星ちゃん回も好きです。超絶可愛い大西畑姉妹に仕える正門執事の姿を見られなかったのは無念です。*4


封印すると言っていた女装をまた見られるなんて、2016年春。仕事で疲れている中松竹座へ向かうと執事の小島くんが大ちゅんさんに給仕する(正確にはムチャブリする)姿があり、あれっ、私こんな妄想をしたのかな?とここが現実かどうかを疑いました。


今回の公演はなかなか絡む機会がなかった2人ですが、流星ちゃんのヅラが飛んだことにより見られました。ありがたや。

 

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下剋上漫才
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MCメンバー*5以外のメンバーが日替わりで漫才を披露します。*6ここでの選出は当番制ではなく自己申告制なのでしょうか。順番が決まっているわけでもなさそうで、お目当ての子が登場する回に参加するためにはかなりの運が必要でした。
MCメンバー以外のJr.が登場するときに、必ずちびっ子達にボコボコにされる龍太くんの姿が微笑ましかったです。
関西は圧倒的にボケが多くてツッコミ不足なのですが、大喜利系の企画だとツッコミを練習する機会がなかなかないので、ツッコミ育成のためにも漫才(またはコント)形式は良いと思いました。漫才披露の周りに全員が座って見守るので、推しの反応を見ていても楽しめます。
自分が天才型でないこともありますが、本番で100%もしくはそれ以上の力を出すためにはどれだけ準備をしてもし足りないし、万全を尽くそうと思いました。


西畑くんも「異色の組み合わせ」と言うほど珍しい2人なのですが、私得な人選に双眼鏡を持つ手が震えました。川北くんはツッコミ向きでは!?と常々思っていたので、実際に見られて嬉しかったです。


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その他とりとめのない感想。
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ファンそれぞれに思い入れのある曲、衣装で披露され、感傷にひたることも多々あるセトリでした。
なにわ皇子のオリジナル衣装を着ている道枝くん・長尾くん・高橋くんを見ても特に心はざわめかず、自分は割とドライだからかと思っていたのですが、2013年頃の映像を見直そうとして気づきました。なにわ皇子の衣装を着た廉くん・西畑くん・大西さんの姿を見る方が私はより感傷的になってしまうことに。当時の映像を見ることで、もうあの3人が再びこの衣装を着ることは(サイズ的にも)ないのだなとわかり、切なくなってしまいました。しかしあの衣装はすごく好きなので、これからも着てほしいです。サイズの問題もあるでしょうが、キャラクターとしてピッタリな人選*7に「次へと託した」感があります。

eighterとしてセトリを組んだ人に握手を求めたくなることしばしばな松竹座のセトリで、今回のナイス選曲は「宇宙に行ったライオン」です。バンド曲を何かやろうとなったときに、この曲を選んでくださったことが嬉しいです。ありがとうございます!
イントロで文一くんがボケ倒すだけボケ倒す「桜援歌」は、客席で踊る心づもりはできていたものの、毎回文一くんと龍太くんのやり取りに笑わせてもらいました。14年春で練習した「HONEY BEAT」のフリもまだ覚えていたので踊れて良かったです。

龍太くんと康二くんの歌ったユニット曲「torn」*8といえば、担当シンメにやってほしいカッコイイ曲TOP3に入るであろう人気曲です。この曲は近づいたり離れたりと歌詞にリンクしたダンスが肝だと思うので、ダンスの得意な2人が挑むだけに、最後のキメポーズ以外でももっとtorn味を感じたかったです。最初の候補曲は大倉さんと丸山さんのユニット曲「二人の花」だったそうで、そちらのるたこじも見てみたく、欲が果てません。
この曲が始まる時にキーボード(小島くん)の台とドラム(赤名くん)の台が舞台中央にて背中合わせでくっつけられ、最後の大サビでは、歌う二人を乗せた台が再び離れ離れにされ、楽器隊として最高な「torn」演出だったと思います。

赤チームトリオ(正門くん、小島くん、赤名くん)のコント出演はローテーションかと思いきや途中で崩れ、何故か私が急きょ参加できるようになった回に小島くんが出るというスーパーラッキー期間でした。仕事であわあわしていた時期なので、毎日爪痕を残そうと奮闘する小島くんのレポを見かける度に「私もお仕事頑張ろう!」と思っていたのですが、ここで気づいたのが「どうやら私は小島くんの下ネタ回には当たらない」ということです。こんなに小島くんのターンを引いてくれるチケット運の神様は過保護なのか風紀の取り締まりが厳しいのか、クリパしかり何故か下ネタ回は当たらない。ということは、下ネタばかりになると私が小島くんの活躍を見られる機会が減るのではないか。そんな電波な理由から、できれば下ネタは控えていただきたいです(笑)。

大西さん、流星くんの方も今回の公演中に色々とキャラクターを模索しているようで。どんな道へ進もうとするのかわかりませんが、もがいてあがいた分だけ身につくものがあり、無駄になるものは何もないです。迷い方は青ければ青い方がいい。よっぽど全然違う方へと進もうとしたら、周りは止めてくれるはずです。私は大西さんのぼそっと呟く鋭い視点の発言が好きですが、見守っていきたいところです。ちなみに西畑くんはあまりに度の強いぶりっ子はお好みではないようです。

そして、大西風雅くんは動く度に「可愛い…!」と思わず声が出てしまう可愛さなのですが、これは生で見ないと実感できないと思います。存在が可愛いです。しかし、流星くんのフリ(「僕たち妖精♡」)を活かした発言をしたり、自分の発言の番でない時もリアクションをとっていたりで、しっかりして頭の良い子なのだろうと思うので、手放しで「可愛い…!」と叫べません(笑)。*9繋ぎトークの出番に緊張する流星くんに向かって「流星くんは可愛くしてればそれで大丈夫ですよ」と言うあたりが、既によくわかっていると思います。末恐ろしいですが数年後がすごく楽しみです。地元の先輩である龍太くんネタもどんどんぶっこんでいってほしいところです。

「盛り上がっていきましょう!」と煽られた後の曲が「さくらガール」だったり*10「シルエット」だったり、どうやって盛り上がればいいのだろうかと不思議に思いつつも、今年の春松竹も無事に終わりました。


漠然と今年の夏も「少年たち」の公演だと思っていたので、まさかの「ANOTHER」に驚きました。『また、あの夏がやってくる!』つつがなく素敵な夏を送れるよう、日々を過ごしていきたいです。

*1:求:正式名称。えびさんが使っていたとのことで色は赤・青・紫・ピンク・黄。

*2:見たものを構成しなおしてアウトプットするのも好きですが、最近は見た場面そのままを切り取りたい欲が強いです。ここだという角度を見つけるとスッキリします。

*3:ニノ畑くん(西畑くん)・櫻橋くん(高橋恭平くん)・モリ葉ちゃん(毛利柊和くん)・リーダー(石澤晴太郎くん)・フクジュン(福本大晴くん)がニセ嵐を結成。

*4:一月に「正門くんのウェイター、執事姿が見たい!」と言っていたら早くも叶いました。言霊におののきつつも、今一番見たい正門くんは保育士さんなので、どこに向かって言えば良いのかわかりませんが何卒よろしくお願いします!「夢は口に出せば叶うもんやで」ってドリステの風太くんも言ってた!

*5:下手から龍太くん、康二くん、西畑くん、流星くん、文一くんの並び。

*6:「MCメンバーをスカウトしても良い」との事だったので、龍太くん・文一くん・流星くんがそれぞれ登場した回もありました。

*7:廉くん→高橋くん、西畑くん→長尾くん、流星くん→道枝くん。

*8:忠義・大倉、亮・錦戸の頭文字で「torn」。

*9:と言いつつ、セクゾコンで外周をてちてち歩いているのを見て「風雅くんが歩いている!お手を振っている!かわいい!!」と叫んでいました。

*10:福井くんの桜の妖精っぷりは素敵でした。

「スキャナー」を観た人と語りたい

関ジャニ∞のライブDVDのジャケ写が発表され、悲喜こもごも感情さまざまな状況ですが、安田さんの出演する映画「スキャナー」を未見の方は映画館に足をお運びになってはいかがでしょうか。既に観た方はもう一度見て心を落ち着けるのも良いのではないでしょうか。
映画「スキャナー」を観た人がもれなく「スキャナーはいいぞ」芸人になっていく現象が面白いので、私もそうなることにしました。スキャナーはいいぞ!

パンフレットは「ネタバレ封印」ページ以外の部分にも実はネタバレがあるので、鑑賞するまでは見ないでくださいね。

 

 

 

 

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さてさて、「スキャナー」鑑賞済みの皆さん。

 


皆さんはどのあたりで犯人に気づきましたか?

 


各々のタイミングで気づいたと思いますが、中には「開始一分後の立ち上がり方でわかった」という猛者もいて尊敬の念を覚えました。
私は絵描きの端くれとして、「エリカはすごく禍々しい感情を込めたイラストを描くんだなぁ。ところで何でエリカと同じ空間に男の子も描いているんだろう?」と思ったので、ここを膨らませていくと登場人物の年齢的にもすぐ犯人に気づけたのではと思います。*1プラス、「サスペンス劇場で豪華な配役があったら大抵犯人役」の法則を使えば…(笑)。

これはもしかしてそういう展開になるのか…?と気づいたとき、心の中でガッツポーズしました。「これって、ジャニオタが自担にやってほしい役柄ベスト5には入るらしい、『冷酷な目にゾクッとする犯罪者役』じゃないか!?」と勝訴札を掲げたくなりました。
「女装しているから良く言っているのだろう。」と言う人には、決してそれだけではないのだと強く言いたいです。物語を楽しんだ後、単純に「安田さんはすごい!」と応援していることを誇りに感じ全世界に向けて喜びを発信したくなる程に、安田さんの力を見せつけてくださるこの映画が「いいお仕事」であることに嬉しくなるんです。
しかし、お勧めしたい部分が物語のネタバレそのものなので、「おもしろいから見てね!」という宣伝しかできないのがもどかしいです。それ以上はもう言えない!試写会で観た方はよく公開まで黙っていられたものだとも思いました。

絶対音感や一度見たものを忘れないというような、大抵の人は持っていない(持っていても気づいていない?)能力を持つ方は、生きることが大変だと思います。知らなくてよいこと、見えなくてよいものは多々あるので。それでもその力を信じてくれたり配慮してくれたりする方もいて、すべてが醜いという訳ではなくて。仙石さん(野村萬斎さん)の最後の台詞に集約された想いが良かったです。
自分の持っている価値観や信念に基づいて「正しい」と思って行動していること(佐々部の場合は殺人)が根本から間違っていたとわかった時、死にたくなってしまうと思っていたら案の定の展開でしたが…。
もし次作があったとしても安田さんの出演はないであろうことが、この映画で唯一残念な点ですが、第二弾の折も観に行きます。

 

女装の安田さんがすごく可愛らしいのは、見た目の可愛さは元より、実際の女の子よりも女の子らしい動き・仕草を加えることからだと思うので、舞台挨拶で金子監督は「(キャンジャニのように)もっと可愛くなると思っていた。」とおっしゃっていましたが、それこそ一瞬の動きで気づく方もいる程には男性です。だって安田さん、小柄ですが体型はガッシリとしています。
とにかく光で飛ばせ!なライティング、過剰なぶりっ子を入れられない中での「女性」を演じる安田さんの姿を今回初めて観ることができました。女性そのものには見えないのに本人はそうだと信じ込んでいることが、余計に見る人を哀しくさせるのか。美しいと醜い、どちらの方がお話としては盛り上がるのだろうかなど、効果としての女装も見ながら考えていました。

 

個人的には、関ジュ映画・ドリステを観るとスキャナーの予告が流れたり、推し2人の映画をハシゴできる2016年は最高!!!と声高に叫びたくなる春でした。
そして冬に「もうオッサンだから女装はしない。若い子に託す。」という旨を言っていた西畑くんには、本映画の鑑賞をお勧めしたいです。キャンジャニちゃんの「CANDY MY LOVE」のMVとともに是非見てほしいです!
年齢(実際若い。)を理由に女装をしないというなら、かわいこぶりっ子を封じた女役をやりきって、やりつくした上で言ってほしいです。西畑くんの女装が可愛いのも、見た目の可愛さに動きがプラスされてこそのもの、すなわち女の子になりきる演技力がある結果だと思っています。なりきる力が強いのは武器ですので、わざわざそれを使わないというのは勿体ないです。*2、ぶりぶりのかわいこぶりっ子*3を封じての女の子役ってとても難しいですからね。本当に「スキャナー」を観てほしいです!

 

話が逸れそうなので、このあたりでシメを。
スキャナーはいいぞ!!!

*1:ミステリー物を謳う以上、伏線もなくいきなり現れる”謎の人物”というアンフェアなことはないでしょうし。

*2:2015年春松竹のメイド姿は、キメポーズ以外は男の子のままノシノシと歩いており、女装をした男子感が強まっておりました。

*3:自分の可愛さをわかった上でそう振る舞う女の子が好きなので、すごく好みです。

関ジュ映画舞台挨拶覚え書き

twitter.com

4/16から公開されている映画「関西ジャニーズJr.の目指せ♪ドリームステージ!」の舞台挨拶に参加しました。関ジュ映画にきちんと関わったのは今回が初めてで、勝手がわからない部分もあったのですが、Twitterに掲載したものと合わせて忘備録とします。今後またあった時の参考になれば幸いです。


応募方法

 

①FC枠 登録抽選(3/24(木)メール通知。エントリー期間:3/25(金)10:00~3/28(月)23:59。当落確認・入金期間:4/1(金)18:00~4/3(日)23:30。)
・FCメールに記載しているURLから登録。会員番号を入れる項目はなく、メールアドレスと電話番号の組み合わせで応募口数が増やせます。
・座席は前の方。
前回の映画で参加した友達に「20口申し込んでようやく1つ当たったくらい」と聞いていたので、激戦を覚悟していました。TL体感ではやはりほとんど当たりません。

 

②ローチケ、ぴあ枠 先行登録抽選(エントリー期間:4/2(土)10:00~4/5(火)23:59。当落確認・入金期間:4/8(金)18:00~4/10(日)23:30)
・会場・日程によって利用サイトが異なります。
・座席は中程(だと思います)。
・ぴあプレミアム会員の優先権はなし。
TL体感ではここまでで7割は何かしら当選。「こんなにみんなは当たっていて、どうして私は当たっていないのだろうか。」と不思議に思い始めます。

 

③ローチケ、ぴあ枠 先着一般販売(4/11(月) 10:00~販売。支払期限は4/12(火) 23:00まで。)
・コンビニ店頭の機械、サイト。
・座席は後方。とはいえ松竹座一階席よりも会場は狭いですし、映画館は傾斜があるため見やすいです。合言葉は「映画が見やすい!」。
・入金されなかった分が戻りチケットとなる可能性もあるので、最後まで諦めずにサイトをチェックすること。
0分の段階で売り切れた回もあり、素早い判断が求められます。開催回数が多い分、名古屋よりも大阪の方がつながりやすかった模様。



参加レポ

 

①4/17 なんばパークスシネマ(11:45~)【上映後舞台挨拶】


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 13:30 本編上映終了
 13:50 舞台挨拶終了後、退場開始。
なんば駅までダッシュ→御堂筋線に乗車→梅田駅からバッと急ぐ。*1
 14:15 映画館到着
…というギリギリのスケジュールで間に合いました。②が上映後の挨拶だったので試してみましたが、これ以上の早さでの移動は無理だと思います。そして、迷う時間がないだけに会場の下見は大事です!
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②4/17 大阪ステーションシネマ(14:20~)【上映後舞台挨拶】


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③4/29 MOVIX八尾(16:45~)【上映後舞台挨拶】

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④5/1 大阪ステーションシネマ(17:05~)【上映後舞台挨拶】



感想

これまで、映画の舞台挨拶といえば「低いテンションでボソボソと5分程話す」というイメージだったので、今回はいい意味で覆されました。流星くんが毎回積極的にニコニコと一生懸命に話していました。その他の皆さんも、多忙なスケジュールでお疲れの中、楽しい時間をありがとうございます。
願わくば、次回開催時は①か②の段階で一回はチケットを確保していたいです。当初の予定では①か②で取れたものを基盤として他の日程も増やしていくという作戦だったのですが、そうもいかず。よく一般でこれだけ取れたものだと思います。ありがたや。あと、やはり上映後の舞台挨拶の方が映画のネタバレもOKとなるので、優先事項としたいところです。

ちなみに、各回何個かの質問に答えるのですが、「#ドリステでもっと聞きたい」とタグ付けした質問ツイートから選ばれたものを「ドリステ質問ボックス」の中に入れ、そこからカードを選び取る形でした。
その中で「これって私の質問かな?」と思うものもあり、事実はどうであれそう思っていた方が幸せなので、ぼんやりそう思っておきます(笑)。今年の目標も「文章投稿の充実」です。

 

出演者の皆様、全51回のドリームステージ(舞台挨拶)をお疲れ様でした。ダンケシェーン!

 

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映画本編についての感想はコチラ↓

「あかりさん」を推したい~映画「関西ジャニーズJr. 目指せ♪ドリームステージ」感想~ - 柑橘類の陽

*1:下調べをして「北改札を出て左→突き当りを左→グッとまっすぐ進んでルクアを通り抜け→右手にあるエレベーターに乗車」のルートを予定していましたが、駅構内の調査はしていなかったので北改札への迷子となり、少し時間をロス。所要時間は徒歩で北改札からエレベーターまでが5分、エレベーター乗車が1分半というところ。ルクア内にあるエスカレーターを使いたくなるところですが、駆け上がらずに行くと北改札から映画館まで10分かかったので、焦らずエレベーターを待つ方が賢明。

「あかりさん」を推したい~映画「関西ジャニーズJr. 目指せ♪ドリームステージ」感想~

4月16日より公開されている関西Jr.の映画・通称「ドリステ」。映画を観終えた関西担がこぞって呟く「あかりさん」*1とは何なのか。

この映画は、ローカルアイドルの小姓ズがなんやかんやと頑張るお話です。なので、映画を観終わった後にドルオタとして誰のファンになっているのか楽しみでした。そんな私がまず思ったのが、「私の推しは、小姓ズ次郎担のあかりさん!」でした。
公式サイト(映画『関西ジャニーズJr.の目指せ♪ドリームステージ!』 2016年4月16日全国公開)に掲載されている予告編映像の15秒あたりで目につく、コンサート会場で見かけるような人、それがあかりさんです。


以下、映画の内容ネタバレですので、気にされない方のみお進みください。

 


それはそれは強烈なインパクトを残す熱烈な次郎(文一くん)担であるあかりさんの出番は下記の通りです。

 

風太くん初参加の定期ライブ
座席はない客席を見渡す風太くん(西畑くん)に「夜の女王みたいな人」と評されるあかりさんは、会場のチェックに余念がありません。鏡をよく見て自分の準備も万端です。
小姓ズの名乗りとともに、「いやーーっ!きゃーーーっ!じろーーーーーう!」と赤い紙テープを次郎さんに投げつけます。手作りウチワを思いっきり上げ、はた迷惑なお客さんかと思いきや、あかりさんの神髄はここからです。「ここらで、小粋な侍ジョークを一ついいですかね?」と話し出す次郎さんに、「出たーーーっ!侍ジョーーーーーークッ!!」と高らかに合いの手を入れるあかりさん。お客さんに向けての呼びかけでは、はにかみながらも「醤油♡」ときちんと答えます。というか、フレッシュJr.でももう少しマシだろうと思う盛り下がりトークに、一つ一つ笑顔で相槌を入れられる人なんてあかりさんくらいなのでは!?ミュージカルの練習を始めたと告げる次郎さんには、「ミュ?ミュ~ッ♡」と喜びを伝えます。

・タウン誌に記事が掲載され、「とりあえずのミュージカル」を始めた小姓ズ
明らかに増えた客を見て、パチンと指を鳴らし喜ぶあかりさん。しかし目の前で次郎さんのブロマイドが売り切れ、もの凄い形相で怒るのかと思いきや、「あなた、趣味がいいわね!」と最後の次郎さんブロマイドを購入した女の子を笑顔で激励。緑色(朝日奈くん=赤名くん)のグッズを選んでいた女の子には「何見てんの!次郎ちゃんよ!」と赤色のグッズを持たせ(そこは追加購入してもらえるように持っていくべきかとも思いますが…)、他のお客さんに「あなたも次郎ちゃんを買いなさい!」と推しの布教をすかさず行う心意気、天晴です。ゴザが敷かれた客席の最前列には座れなかったため、いつものように紙テープを投げつけると前のお客さんに絡まり、「ごめんなすって…」と謙虚に謝るあかりさんでした。小姓ズファンになると、言葉遣いも古めかしくなるのでしょうか。
ちなみに、次郎さんはあかりさんを認識しているものの、ライブ中は誰の声なのかまでは気がいっていない模様。

・物珍しさから増えたお客さんの数も減ってきた頃の定期ライブ
登場の「ホイ!ホイ!」はもちろん一緒にコール。変わらず「リーダーーーッ!いやーーーーーっ!じろーーーーーーーう!」と熱い声援を送るあかりさん。「あかりよ!あ~か~り~っ!」と自己アピールも激しく、思わず「わかっとるがな」とツッコミたくなります。

・小姓ズ公式サイト
小姓ズへの不満が増す掲示板の書き込みの中に、「J・I・R・O! J・I・R・O! JIROOOOOOOOO!!」と熱い書き込みが。「アカリ / 40代」…あの人しかいない。舞台挨拶中に文一くんも言っていましたが、公式に声を送ることは大事ですね。

・小姓ズ5周年記念ライブ
せっかくの5周年ライブなので赤い着物でバッチリと盛装をキメるあかりさんは、もちろん最前列センターを陣取ります。胸元のタスキは「小姓ズ結成5周年おめでとう」。わざわざこの日のためにタスキを発注したあかりさんの気合いの入りっぷり。開演前には「じろ~ぅ」と小声で発声練習、サイリウムの振り方の練習に余念がありません。屋内公演なので持てたサイリウムは、もちろん赤色。でも実はあかりさん、上手で橘くんと風太くんが歌う際は、ちゃんと2人を見ています。(そしてその後視線は次郎さんへ。)

・小姓ズ解散決定後、スナックあかりで働く姿
ここが一番の泣きどころでした。
お店のドアに貼っていた手作りポスター「小姓ズ ファンクラブ 受付中」をはがし、もうファンはやめてしまうのか…と思いきや、新しく「小姓ズ 再結成 署名 受付中」の文字と5人のイラストが描かれたポスターを貼り、微笑みます。あかりさんはまだ諦めていなかった!そしてその姿を偶然陰ながら見ていた次郎さん。アイドルとファンの関係の縮図。報われる報われないということではなく、ただただ「応援」をするあかりさん!それに、あかりさんが作っていたのは「小姓ズ【坂野次郎】ファンクラブ」ではなく、「小姓ズファンクラブ」でした。次郎さんだけではなく、小姓ズ全体のファンクラブ!自担ロックオンの盲目担かと思いきや、自担が大切にするグループ場を大切にしているあかりさん。懐が深い!応援サイトを作る手伝いをしたいです!一生懸命タグを打ちますよ!

・小姓ズ復活ライブ
今日も赤い着物で気合の入ったあかりさんの胸元には、「小姓ズ復活おめでとう」のタスキがかかっています。後ろ側は「帰って来た小姓ズ」、注文する時はさぞかし嬉しかったでしょうね。銭湯のおばあさん(おそらく箱推し)とともに、前列から熱い声援を送ります。ここで注目して頂きたいのは、銭湯のおばあさんが自分の右側にオレンジ色のタオルを置いていたまさにその場所に、後からあかりさんが白いタオルを敷きなおし座っていた事です。つまりは場所取り。いつからこの二人は仲良くなっていたのか!?最強タッグの誕生です。

 

私があかりさんの一番好きなところは、いつも全力でライブを楽しんでいるところです。
最初は時代錯誤とも言える強烈な姿に圧倒されたものの、どんな状態の次郎さんも応援するという一貫とした態度には、「ファンの鑑」という言葉を贈りたいです。あかりさんの目から見る次郎さんはすごくキラキラしているんでしょうね。復活ライブなんてまさに、その輝きに「私の目に狂いはなかった!」と涙しそうです。一連の流れで輝きを増していく次郎さんを見て余計に誇らしくなったのではないかと思います。年齢は若干サバを読んでいそうな気もしますが、そこも愛おしいです。

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銭湯のおばあさんは、イントロで体を揺らしリズムをとる姿が愛らしいです。小姓ズ(→胡椒)を英訳した「pepperz」のzにジャニーさん味のあるこだわりを感じます。*2

 

 

私がアイドルに求めるのは一生懸命な姿なので、この映画内では残念ながら推しを決めるには至りませんでした。しかし、「とりあえずのミュージカル」にしても工夫したり、試行錯誤している姿には好感が持てるので、小姓ズの「これから」は応援したいです。
グループでは年下ポジションが好きなので、素直でおでこが可愛い橘くんになるのか、それとも世界で一番中の人の動きが好きな風太くんになるのか、迷いどころです。

最後の復活ライブでは、今までと同じ小姓ズの名乗りでも立ち姿が違っていて(ただ足を横に広げるのではなく、かかとを上げ、斜めに位置することで美しいです。)、風太くん、西畑くんのアイドル100%が出ていて、こういうところが好きだと思いました。
「Dream Catcher」の二番ソロカットでは、「9割は右目でウインクする西畑くんが左目でウインクしている」というめちゃくちゃレアな姿もあるので、お見逃しなく。

そもそもの運営方法が小姓ズ側へなかなかの投げっぷり、良く言えば自主性を重んじる形で、最初の定期ライブ(という名の立ちトーク。)を見ると、これに税金が使われているのか…と真顔になります。お金を出せばそれでいいというものではありませんが…。満くん(優馬くん)がいた頃や翔吉くん(康二くん)の入った頃はもっとアイドルだったのかもしれませんが、それにしてもよくも5周年までは存続させてもらえたものだなと思ってしまいました。まゆまろ先輩にビラ配りを手伝ってもらえる程に期待されている存在だったわけですが。
割とぐだぐだな状態である小姓ズでも次郎さんにとっては大切な場所で、「とりあえずなミュージカル」でみんなでワイワイやっているときもすごく楽しそうな印象でした。

龍太くん演じる橋口さんは撮影所勤務で、小姓ズへはお手伝いする「マネージャー的存在」です。部長に小姓ズの存続をかけあってくださったり、「これで人気爆発や!」と喜び勇んでデジカメを構えてくれたり、観客が増えてきてお客さんが「キャー!」となった時の嬉しそうな笑顔が可愛いです。そっと支えてくれていてありがたいです。

そして最後の「Dream Catcher」映像はとても心躍りますね!心どころかペンライトを振って踊りたいです。松竹座があんなに大きく見える体験は他ではできません!
時代を先取りすぎた応援上映こと、「バンザイナイト」のイベントが今こそあったらピッタリだったのにと思います。
関西担の中にキンプリ(映画)体験済の方もぼちぼちいらっしゃると思うのです。ラストで思いっきりペンライトやウチワを振って、いつもより大きく見える松竹座のライブ映像を楽しみたいです。そして、次郎さんの「皆さんは目玉焼きになにをかけますか?」という呼びかけに\そのまま!/ と叫びたいものです。(あかりさんの「醤油っ♡」をかき消しそうですみません。)
何なら全員紙テープ持参を必須にして、小姓ズが決めポーズをする度に投げて回収すればすごくシュールな光景になりそうですが。風太くんのサーモンピンク色、もしくはシャケ色は探すのが大変そうですが、白色を染め込めばいいんですかね。

あとはものすごく今さらなのですが、赤名くんってカッコイイんですね。赤名くんをじっくりと見られる機会がこれまでなく、アクションができたりスタイルも抜群だったりで、人気が出るのも納得だなと思いました。なかなか松竹座には来られない方も、一度スクリーンで見てみてはいかがでしょうか。

先生のお部屋に「EAST SIDE STORY」のポスターがある!復活ライブの看板周りにリボンがあしらわれていたのはReborn(復活)をと掛けているのかしら…?などなど、映画の隅々に隠された小ネタがあるので楽しいです。
見つけきれなかった小ネタや、「Dream Catcher」部分を何度も見返したいので、DVDの発売が今から待ち遠しいです。

 

【おまけ】小姓ズ+橋口さんの好きな場面。

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人物を飛ばして背景を見るのが苦手な私が唯一作れたクイズです。



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舞台挨拶に関してはコチラ↓

関ジュ映画舞台挨拶覚え書き - 柑橘類の陽

*1:劇中のスナック店名は「あかり」、サイトへの書き込みは「アカリ」で正式な表記は不明ですが、この記事では「あかりさん」と表記します。

*2:KANZAI BOYA やnoon boyz