柑橘類の陽

イラストだけでなく、言葉でも伝えられるようになりたいです。

AKB系ドキュメンタリー映画の感想【後編】

AKB、SKE、乃木坂と観てきたドキュメンタリー映画*1も、今回のNMB、HKTで一周しました。
AKBとSKEの推しが立て続けに卒業して色々と考えることがあったため、より自分の推し中心の感想となっておりますが、こういう人もいるよということで一つよしなにお願いいたします。
積極的にネタバレを踏みにいかなかったものの、何となく漏れ聞く評判から、NMB→HKTの順番で観ることにしました。

※以下の記述では、内容のネタバレが含まれています。

 

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道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48
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この映画を観て印象に残るのは、さや姉(山本彩さん)、りりぽん(須藤凜々花さん)、あーぽん(沖田彩華さん)の三人でしょうか。

さや姉は言わずもがなのエースでセンター。朝ドラ「あさが来た」の主題歌「365日の紙飛行機」ではAKB48名義の曲で初めてセンターを務め、その歌声を耳にしたことがある方も多いはず。ジャニオタ的には、ジャニーズWESTの神山くんと似ていて*2、歌番組で今井翼くんが中山優馬くんの姉だと勘違いして(本当のお姉ちゃんは山田菜々さん)挨拶されたお方です。映画内でも完璧な超人として描かれていました。あまりにすごい存在がゆえに、次に続く方が出てくるのかが今後のグループの存続に関わってきます。

りりぽんは、ドラフト一期生期待の星で「哲学者を目指してアイドルになる」という独特な世界観を持ち、読ませる文章のブログを書く子です。劇中でも哲学者の言葉を朗読する場面が差し込まれ、アクセントとなっています。推されるがゆえにアンチも多いですが、私は単純におもしろくて好きです。*3

りりぽんがセンターのユニット曲*4をスタジオで収録する際、センターのプレッシャーから涙してしまう中、「こういう時もあるよ」と笑顔で肩を組んで励ましたのが、ジョーちゃん(城恵理子さん)でした。ジョーちゃんが言うからこその重みある言葉。二期生のセンターとして大々的に推されたものの一度NMBを離れ、再び研究生からスタートしたジョーちゃん。もう封印しているのかもしれませんが、彼女ほど『物語』があるメンバーもいないと思うのに、この映画では特に触れられませんでした。その流れがあると、再加入後の研究生時代の映像にて私の推しもよく映るのではないかというエゴもありました。「NMB研究生が曲に恵まれているのはジョーのおかげだ」と言われることもあり、再加入からの流れでも運営から期待されている存在だと私も認識しており*5、恩恵にあずかれるものはあずかっておこうと思っていたのでした。12人でやりきった2014年夏のNMBツアー神戸の研究生公演は、全員の気迫が伝わってきた間違いなく神公演でした。
2期生と3期生にかつていた推しも当時の映像で少しは映るかと期待していたのですが、見当たらず。現在の生活が幸せでありますようにと願うのみです。

そして最後のあーぽん。一期生で劇場を頑張っているもののこれまで選抜経験はなく、2015年の選抜総選挙では速報で名前を呼ばれたものの本番では呼ばれず…といった描かれ方でした。支配人とのやり取りで、うむむ…となる描写もあるのですが、それでもピックアップされたことがうらやましいです。どちらかと言うと不名誉な「干され」という役割でも、選ばれる人と選ばれない人がいる訳で、何にせよ注目されることがうらやましいです。

そして不思議なのが、こういう密着企画の時にみるきー渡辺美優紀さん)はなかなか触れてもらえないことです。「さや姉に次ぐ握手列の長さで、女性にも人気。」くらいの軽さでした。つかみどころのないみるきーは、物語を作りづらいのでしょうか。

アイドルについて全く知らない監督が描くということを宣伝でやたら強調されていたので、オタクにとっては優しくない作りなのだろうなと予想していましたが、初期チームBⅡの「騙されたと思って食べてみて計画」だったり研究生の「想像の詩人」公演だったりは、彼女たちをずっと追っていた私たちファンだけが知っている特権ということなのかもしれません。調べて遡れば知ることのできる「歴史」ですね。

 NMBの推しスタンス*6

 

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尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48
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オタク心のよくわかるさっしー=指原監督(指原莉乃さん)なので、きっとどの推しのファンも満足できるよう考えて作られているだろうから、内容については心配をしていませんでした。メンバー全員の名前のテロップが出ることがありがたいです。このドキュメンタリー映画を作る指原監督の様子も入っていて、それはメンバーであり製作者側でもあるからこその状況ですね。これまで見てきた5本の中で、クスッと笑えるシーンがあったのはこれが初めてでした。

私はらぶたんこと多田愛佳さん推しです。ジャニーズ目当てで買ったアイドル誌「duet」に掲載された記事を読んで「めちゃめちゃ可愛い子がいるなぁ」と思ったのが始まりで、とはいえAKBに所属している間は茶の間の応援でした。それが変わったのは彼女がHKTへの移籍を発表したことです。「いる」ことが当たり前でないことを突き付けられ、幸いHKTの方がAKBよりも関西へ来る機会があるので、現場に参加するようになりました。そんならぶたんは「初恋バタフライ」の選抜メンバー発表時から姿がありました。あまり大々的に移籍を描かれると転校生のようなよそ者感が出てしまうので、さらりとそこにいることで、特別ではないHKT48の一員であることが嬉しかったです。
2015年の選抜総選挙で再び1位になったさっしーにらぶたんが舞台裏で駆け寄ったときに「呼ばれて良かったね」とさっしーに話しかけられ、泣きそうになったらぶたんの表情を見て、私も泣きました。速報が圏外だったため「総選挙で名前呼ばれなかったこと一度もありませんでした。今回がはじめてです。名前よばれなかったの。」なんて言わせてしまったことが申し訳なかったですし、本番で80位~49位の2グループ分のメンバーが発表された時点でらぶたんの名前はなく、この後に名前が呼ばれるかどうか不安で私は吐きそうになっていました。すっかり昔のことのように思っていましたが、あれからまだ一年も経っていないのですね。

直接指原監督と対談していた各期のエースは、1期生のはるっぴ(兒玉遥さん)とさくら(宮脇咲良さん)、2期生のめるちゃん(田島芽瑠さん)とみおちゃん(朝長美桜さん)、3期生のなこちゃん(矢吹奈子さん)とみくちゃん(田中美久さん)。常に比べられる存在があるというのはつらいこともある反面、重みをわけあえる存在であり「一人じゃない」ということは強さにもなると思います。

人それぞれスタンスはあるはずなのにたった一人が「○○推し」の総意のように思えてしまうし、オタクの映像にお金を払っている訳ではないので、こちら側であるオタクの映像が入ることが好きではないのですが、この映画に登場する方は不思議と嫌でなかったです。なぜ嫌でなかったのかを突き詰めれば、私のなりたいオタク像が見えてきそうです。

この映画は公開までネタバレ禁止を強く言われていて、主題歌も当然ネタバレの一部として禁止されていました。*7これだけSNSが普及するとどうしても言いたくなり言わない方が難しい状態ですが、観た人が流すのが嬉し涙ならばいくらでも黙っていようと思いました。
劇中で「このBGMはもしかして…?」となった部分があり、エンドロールのクレジットを確認してまた一つ泣きました。

ジャニオタ的にも名前を聞く振付師SEIGOさんのインタビューも掲載されていますので、パンフレットも一読の価値ありです。

 ★HKTの推しスタンス*8

*1:上記三作の感想はこちら。AKB系ドキュメンタリー映画の感想【前編】 - 柑橘類の陽

*2:神山くんは認識しており、舞台のアドリブで「絶滅黒髪少女」のサビを披露する回もあったとか。見たかったです。

*3:3月末に発売される哲学書「人生を危険にさらせ!」と、今年中に発売される予定の写真集も買うつもりです。

*4:「Don't look back!」限定盤・劇場盤収録、難波鉄砲隊其之六名義の「ニーチェ先輩」

*5:そもそも再加入の発表が2013年のNMB48結成3周年記念ライブにて行われ、翌年行われたAKBグループ大組閣ではいち早くチームNへの昇格を言い渡される(のちに辞退する)という好待遇でした。

*6:行ける日程は劇場公演を応募し、年に何回か入れるかくらいの勝率です。未だここ天公演に当たらず、SKEの方が当選率が良い状態です。4期生でBⅡ所属のまいち推し。好きな曲→「サングラスと打ち明け話」「想像の詩人」「ナギイチ

*7:映画公開前に開催されたAKBリクエストアワー時も、イントロが流れはるっぴとさくらが階段を下りたところで「何二人でWセンター面して下りてるの!?」とさっしーが止める演出があったり。

*8:らぶたんが移籍しなければあまり興味を持たなかったままかもしれません。らぶたんは私の中でAKBグループ全体の推しなので、純粋なHKTメンでは美奈ちゃん推し。好きな曲→「初恋バタフライ」「ウインクは3回」「桜、みんなで食べた」

「フォーリーブス コンサート~永遠の絆~結成50周年記念」1/27夜の部 レポート(後編)

前編の記事はこちら↓

「フォーリーブス コンサート~永遠の絆~結成50周年記念」1/27夜の部 レポート(前編) - 柑橘類の陽


幕間(30分)

復活後のライブ音源?(曲の合間に話し声も入っていたので)が流れる中、SMAPさんの「夜空ノムコウ」も歌っていました。

 


第二部(約80分)

★黒タキシードで左胸には赤いバラが刺さっています。


9. オリビアの調べ
10. 涙のオルフェ
11. 壁のむこうに
12. あしたが生まれる

- MC(1) -
●スクリーンの映像について
マー坊「僕らがここで踊ってるのにね、みんなスクリーンを見てるんです!」(客笑)
トシ坊「こんなに努力したのに!」
マー坊「スクリーンがついつい大きいと見ちゃいますよね。」
トシ坊「ファンの方も一人で映像を見るのは寂しいよね。みんなで見るから楽しいんだよね。」

●ペンライトについて
マー坊「ペンライトを皆さん振っていただいて、同じ動きですごいんだよ!宗教みたい(笑)。どう?教祖様!」
トシ坊「…うーん、宗教作ろうか!ペンライト教(笑)。それにしてもみんな振り付けをよく知ってるよね!」
マー坊「フォーリーブスの振り付けは簡単だよね。時々ファンの人に振り付けを教えてもらうときもある(笑)。」
トシ坊「一つ一つの思い出が、こうやって皆さんに蘇っていただけたら嬉しいですね。」

 

13. ひとつぶの幸福
桜色の照明。映像上は左が公ちゃん、右がター坊。
♪ひとつぶの(客「Hey!Hey!Hey!Hey!」)♪幸福を(客「Hey!Hey!Hey!Hey!」)♪と合いの手が楽しいです。マー坊「フォーリーブスの中でも激しい曲ですね。」
トシ坊が曲中にアドリブを入れることが常な曲だと後で知り、曲中に上手へスキップで駆けた後、下手へ同じように向かいハケる…というところが今回のアドリブだったと思います。(そしてサビの踊りに少し遅れます。)過去にはペコちゃんやポコちゃん*1に扮装して歌う時もあった模様。*2

マー坊「ター坊がソロ(パート)の時にトシ坊が日によってキャンディを出したりね」
トシ坊「奇術師みたいにね!」

トシ坊「やっぱり50代と60代は違うよね!公ちゃんすごいよね!」
マー坊「60までバック転してたんだよね!」
トシ坊「世界でただ一人だと思うよ!あと一人いるとしたらパプアニューギニアあたりにいるんじゃないかな。良かった、(バック転が)できなくて。練習したことある?」
マー坊「あるよ。」
トシ坊「偉い!」
原宿で公ちゃんとター坊と練習したそうです。

 

☆みんなで歌うコーナー☆
14. 約束
トシ坊が一階下手通路に下り、マー坊は舞台中央で客席の歌唱を誘導します。

トシ坊「その日のステージで、曲や踊りを変えたりサプライズを入れていました。」
フォーリーブスの曲はほとんどター坊が歌っていましたが、ここからはソロコーナーへ。(2人はハケます。)

 

~ソロコーナー~
15. あなたの前に僕がいた(ター坊ソロ)
16. 愛と死(公ちゃんソロ)


★ベスト部分がスパンコール(トシ坊=銀、マー坊=黒)の黒シャツに、黒パンツ。


17.  急げ!若者
18.  標的
途中からメンバーカラーのサイリウムを持ってのパフォーマンス。
- 公ちゃんバック転の映像 -
19.  嵐のあと

キーボードで「君にこの歌を」が演奏されます。
トシ坊「明日東京に帰れるかな?一回目の初日公演、二回目の千秋楽公演を迎えましたが。」
マー坊「皆さんの声援で力が出せるというか…本当にありがとうございます。」
トシ坊「結成50周年、2人を亡くした悲しい想いを時々思い出します。皆さんと一緒に50周年をやり遂げることができて良かったです。この舞台に2人がいるような、支えとなりました。」

まずは、映像上で公ちゃん、ター坊がご挨拶。公ちゃん『本日は、平日なのにこんなにお集まりいただいて…』と今日の状況ともピッタリな言葉に少し笑いが起きる客席。

マー坊「よくよく考えたら1月20日は公ちゃんの誕生日…(生きていたら)67になるのか。そして明日はター坊の月命日…(客「命日!」)…月命日、命日ですか。一月にフォーリーブスが50周年をこういう形で迎えたことにはとっても意味があるのかな?と思います。トシ坊も言ったように、僕らも彼らの分を頑張らないといけないし、やっていこうと思います。」

マー坊「最後は、一番初めに行ったミュージカル『少年たち』のラストソング、『君にこの歌を』です。皆さんと歌ってお別れしたいです。」

20. 君にこの歌を
有志の何名かが自席を離れ、花束やプレゼントを舞台上のお二人に直接渡します。*3

 


アンコール

・パンパンパンパンと早目の手拍子に乗せて「アンコール!」と掛け声。

★お二人とも白シャツに黒パンツの衣装。


1. 夜のあいつたち
2. 若いふたりに何が起る
スクリーン上には当時の写真が流れます。
3. 新しい冒険

マー坊「汗と涙と鼻水でビチョビチョですよ!僕たちも体の続く限りパフォーマンスしていきたいので、皆さんも身体にはお気をつけてください。明日からの毎日をトシ坊とともに、離れる時もありますが、頑張っていきたいと思います。」

トシ坊「こんな長い友達が自分の人生でできるなんて思っていませんでした。こうやって見ると大切な友です。戦友です。そして僕の心の中で共に生きてきた皆さんがいます。フォーリーブスの名前を汚さぬよう、伝説のフォーリーブスとして生きていきたいです。」

4. ぼくたちの道

 


感想

とても楽しかったです。MCの安定感はもちろんのこと、数曲しかちゃんと覚えていない*4私でさえ心躍るパフォーマンスで、早くも私の中の2016年現場大賞で上位に入賞しそうです。
余計なところで叫ぶ人もおらず、場内でのパシャパシャというシャッター音も聞こえず流石大人の集まりで、そこのストレスがなかったのも良かったです。曲中にしっかりとコールをし、曲の振り付けやペンライトの振り方も完璧で、お手ふりを頂いて喜んでいる姿は私が普段いる現場と何ら変わらなく、客席にいるのは間違いなくお嬢さん*5方でした。50年経っても「アイドル」と「ファン」の関係が変わらないことが心地よかったです。次もまた参加したいのですが、お二人の話しぶりからそれはなかなか難しいことなのだろうな…と。最近色々な界隈で「行ける時に行っておかないと、後悔するかもしれない。」と感じているだけに、気になる公演はできうる限り参加しようと思いました。
そしてSNSで発信するのがメインでない客層なだけにセトリなどの情報が全く出回らなくて、日頃自分が情報の波がいっぱい来る界隈に生息している楽さを感じました。ポスターの画像も公演終了後にはサイトから消えているんですよ。保存しておくんだった…!
もし私がその時代に生まれていたらどなたのファンになっていたのだろうか?と考えながら、「ずっと君を愛してた」と「ひとつぶの幸福」が好きだなぁと、好きな曲を増やして帰宅したのでした。特に「ひとつぶの幸福」が、王道アイドルソングで非常にツボで、今さらながら沸き起こったこの気持ちをどうしたらいいんだろう!?と少し持て余して気味です。ステッキや帽子はないものの、関ジャニ∞「君の歌をうたう」NEWS「Say Hello」Hey!Say!JUMP「Puppy BOO」あたりがお好きな方はハマりやすいかもしれません。すごく可愛いんですよ…!

 

◇おまけ◇
お二人のブログが、若い子にも負けない「アイドルらしさ」にあふれていてとても素敵です。公演に関係している記事へのリンクです。

●トシ坊●
マー坊さんとの2ショット→
江木俊夫オフィシャルBLOG もうすぐ新歌舞伎座
練習中の風景→
江木俊夫オフィシャルBLOG 思いだすの大変
江木俊夫オフィシャルBLOG 暑いね稽古してるからね
江木俊夫オフィシャルBLOG レッスンしました
江木俊夫オフィシャルBLOG 練習して
公演後の感想→
江木俊夫オフィシャルBLOG 大阪新歌舞伎座

●マー坊●
トシ坊さんとの2ショット→
フォーリブス50周年記念コンサート! | おりも政夫Official Blog - 楽天ブログ
練習中の風景→
大阪・コンサートのお知らせで… | おりも政夫Official Blog - 楽天ブログ
公演後の感想→
フォーリーブスコンサー🎶新歌舞伎座公演 | おりも政夫Official Blog - 楽天ブログ
フォーリーブスコンサートの反響!(◎_◎;) | おりも政夫Official Blog - 楽天ブログ

 

◇もう一つおまけ◇
顔と名前を一致させないと話にならないと行く前に動画を見てメモった一枚。

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*1:トシ坊さんのあだ名の一つ。調べても由来がよくわからなかったのですが、∞の村上さんが「ヒナちゃん」と呼ばれているようなものでしょうか。
不二家のCMに出演した経験があることから呼ばれている愛称だそうです。(2016/2/2追加)

*2:曲調に合った振り付けも可愛くて、「これは私の好きな曲だ!」とすぐに悟りました。

*3:これぞ昭和…!テレビで見たことのある風景だ…!と少し感動。しかしこのシステムをジャニに適用したら確実に会場が戦場になるのでやってほしくないです。怖い!

*4:ブルドッグ」「踊り子」と、昨年の舞台で「君にこの歌を」「急げ!若者」は完璧に。2012年の内クリエで一度聴いたはずの「あなたの前に僕がいた」はピンとこなかったので要勉強。

*5:マー坊さんも客席いじりの時にそう呼びかけていらっしゃいました。

「フォーリーブス コンサート~永遠の絆~結成50周年記念」1/27夜の部 レポート(前編)


前置き

フォーリーブスジャニーズ事務所に所属していた頃、私はまだ生まれていません。しかし、昨年夏・秋にジャニーズJr.が舞台「少年たち」を上演したことからフォーリーブスに興味が湧き、この機会を逃したら次はいつ観られるのかわからない!と思い、今回の結成50周年記念コンサートに参加しました。
下記の点を頭に置いて、レポを読み進めていただければ幸いです。

 

- 基本事項 -
北公次さん=公ちゃん、青山孝史さん=ター坊、江木俊夫さん=トシ坊、おりも政夫さん=マー坊。(レポ内では敬称略の愛称で書きます。)
・鬼籍である、公ちゃんとター坊は再結成後のライブ映像での出演。
ジャニーズ事務所在籍時にはハッキリとメンバーカラーは決まっていなかったものの、再結成後に決定。公ちゃん=青、ター坊=緑、トシ坊=黄、マー坊=赤。

- 客席の雰囲気 -
・9割がサイリウムを使用。赤+黄からか、オレンジサイリウムもよく見かけました。(上階だったためウチワの使用は見られませんでした。)
・服装は、メンバーカラーに拘る人:拘らない人=2:8といったところ。四色のクローバーモチーフを身に着けている方もいらっしゃいました。
・特に指示がなくても、立つべき曲で立ち、座るべき曲で座るというスタイルでした。(上階はコンサートの9割方は着席でした。)

 


第一部(約60分)

※衣装は紫色の文字、個人的な感想は注釈に書いています。

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・開演前、幕が上がったステージ上には4本のスタンドマイクが、黄・赤・青・緑のスポットライトに照らされて立っています。
・その後ろには、バンド用の楽器が置かれています。

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スクリーン上の映像で4色のハートが集まり、クローバー型に。
ター坊と公ちゃんの映像が映り、トシ坊とマー坊が登場。

★白いタキシード 

1. ブルドッグ
マイクスタンドにかかっていた、この曲お馴染みのゴム(メンバーカラー)を使ってのパフォーマンス。

2. 踊り子
「Hey!公ちゃん!」とマー坊の煽りで映像の公ちゃんソロに注目。


- 挨拶 -
トシ坊「デビューした時は平均15歳だったフォーリーブスも、私とおりもは60代になりました。今回、結成50周年を皆さんに祝ってもらいたい!あの当時のパフォーマンスを披露したい!ということで、一回目(の公演)でかなり消費しました…。でも、大丈夫です!気力で乗りきります!青山孝史北公次(客「公ちゃーん!」)、今は亡き2人ですが、今日は舞台にいるかのようにね。幽霊とかいう訳じゃないですよ?(客笑)フォーリーブスは4人あってのグループでした。」
マー坊「今回、トシ坊と二人でフリを合わせてね。50年で一番フリを合わせて…!」
一曲やったら30分休憩したいところを、時間もあるので何とか頑張ったそう。

マー坊「喋り手2人が残ったもんで話が長くて。」
トシ坊「さっきの回が20分押しちゃったもんで。なので今回は短くいきますよ!」
(客「えぇ~~~っ!?」)

   「(映像の)ター坊と公ちゃんはいいよね。疲れないもん!」
トシ坊「ター坊は皺がいっぱいだからね、汗が溝を流れるんだよね。」
マー坊「それは傷つくだろう。」
トシ坊「仲がいいからこそこういうのも言えるんだよね。今世間を騒がせているSMAPでもここまでは言わないんじゃないの?」

最近なぜかトシ坊がマー坊に「愛してる」と言いだすようになった。
マー坊「普通は友愛だろ!?」


3. 地球はひとつ
サビの手フリは客席も一緒に。間奏で、映像は4人が回っているのに今は2人だけで切ないです。

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- MC(1) -
(ター坊と公ちゃんのマイクスタンドが袖に引っ込みます。)

マー坊「昼と夜で曲目を変えようと。4人の時は間違えると1人目立つけど、2人だと違うフリみたいにね?」
トシ坊「人間は真面目に生きてるんだ!*1マグマ大使---っ!」

トシ坊「俺達でも『こんな曲あるんだ』ってのがあって。」
マー坊「フォーリーブスは曲が多いんだよね。歌番組のランクでも2、3週歌って、落ちて歌わなくなる。コンサートでも新曲は歌うけど、ほとんど洋楽だったりね。」


☆日替わり曲☆
お昼の回では、「ハートブレイク急行」ともう一曲(聞き取れませんでした)*2を披露。


4. ふたりの問題
画面上は左がター坊、右が公ちゃんの映像。
5. 乾杯グラス


- MC(2) -
トシ坊「一回目の後に救急車で運ばれようかと思った。足が痛くなっちゃって。だってこの歳で2時間半踊ってる!気が抜けない!常に戦い!」

●再結成について
トシ坊「2002年にター坊から電話がかかってきてね。で、ガチャッと切って。その頃フォーリーブスをやるつもりはなかったから。資産が5億くらいあったから(笑)。その後マー坊から電話がかかってきてね。」
マー坊「……。」
トシ坊「公ちゃんは携帯を持ってなかったから、伝書鳩で言ったんだっけな?」
マー坊「あなたの話はどれくらい本当のことを言ってるの!?俺は電話したことない!!」*3

再結成後にポスター撮りを行うも、あまりに酷かった(トシ坊「酷い。これじゃわからない。」)のでシルエットにしたそうです。
トシ坊「一年限りの活動の予定が、皆さんの熱い応援で7年も!もし2人が生きていたらまだ続けてるんじゃないかな。」
ター坊は「一度俺たちは離婚して、再婚したんだよ。だからもう別れないよ。」と言っていたそうです。

マー坊「SMAPだって一人ひとりやりたいことあることがあるかもしれないけど、解散することはないだろう。やりたいことをやって、一年に一回か集まればいいんじゃないかなぁ。」
トシ坊「崩壊してほしいなぁ。俺が入りたいもん(笑)」
往路で五木ひろしさんと遭遇した2人。「これから結成50周年のライブを行うんです」と話したところ、「俺も入りたいな」と返してくれたそうです。
マー坊「そうなると『五木ひろしとリーブス』みたいになっちゃうよね。」


6. it's more 愛(いつも愛)
4人が作詞をして、ター坊が作曲を行った曲。ニューカレドニア島で撮影したMVが流れます。定員150名のファンイベントを開催した時についでに撮ったそうです。


- MC(3) -
ニューカレドニア島に行った際、植樹を行った4人。マー坊が再びその地を訪れると1メートルだった木が3メートル以上に生長。右の木は二股に分かれ、生長が遅い木もあったとか。*4

 

フォーリーブスの歴史を振り返るコーナー ~
椅子に腰かけるお二人。新歌舞伎座会員枠の座席があり、今日が初めてのフォーリーブスかもしれないのでグループの歴史を振り返りましょうというありがたいコーナー。映像はなく、全てカラーの画像でした。
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①ジャニーズ主演「いつかどこかで〜フォーリーブス物語」の時の写真
マー坊「フェスティバルホールで開催されました。そうなんですよ、実はフォーリーブスの結成は大阪だったんです。あおい輝彦さんがいて木の実ナナさんがいて。まだ永田英二(初期メンバー)の頃ですね。」
②「ウエスタン・カーニバル」のポスター
マー坊「俺たちは楽器はできないけど、上から降りてきたりとか(ショー的に)ジャニーさんが考えてくれて。」
③初レギュラー番組「プラチナゴールデンショー」スタジオでの写真
トシ坊「この時おまえ○○とつきあってなかった?あっ俺か!」当時の恋愛事情話に。
④「オリビアの調べ」レコードジャケット

フォーリーブス独特のポーズだよね」「イソギンチャクみたい」公ちゃんの踵が立つ様を真似るマー坊。

トシ坊「ジャニーさんが洋楽のポスターとかを車にぺたぺた貼ってくれてね」

⑧おそらくマーガレットでのグラビア
「みんなはマーガレット派?少女フレンド派?」トシ坊「俺は少年ジャンプ。」マー坊「俺は少年マガジン。」

トシ坊「ター坊が腰痛めそうなポーズをしてる。」
⑩⑪⑫
⑬「君にこの歌を」レコードジャケット
マー坊「舞台『少年たち』で歌った曲です。ミュージカルタレントを目指していたんですよね。後々にジャニーズの後輩が色々公演してるんですけども。悪い事をして鑑別所に入り、仲間ができ、更生して出るという話で、そこでの葛藤を描いて。」
トシ坊「毎年やって、ミュージカルをやるという形を作ろうとしていた。」
⑭「見上げてごらん夜の星を」レコードジャケット
南沙織さんもいらっしゃるカットです。
郷ひろみさんを真ん中に置いた写真
マー坊「可愛い可愛い弟分。」
トシ坊「『原武裕美ですよ』ってジャニーさんが紹介して。バックについてたのにどんどん頭角を現して。」
マー坊「彼の後ろに僕たちがついて、その逆もあって相乗効果でね。それがジャニーズ事務所のうまいところですね。」


7. ずっと君を愛してた
ファンとフォーリーブスについて歌った曲。

 

- MC(4) -
2人のこれからの仕事の告知。

トシ坊「フォーリーブスは一つの節目でこれで終わろうと思うのですが、フォーリーブスというグループを巣立っていくからには一人ひとり頑張っていきたいので、これからも応援をよろしくお願いします。」

フォーリーブスは洋楽と非常に馴染み深いグループ。
マー坊「紅白でさえ『ハッピー・ピープル』を歌ってね。」
そんな思い出深いメドレーを披露。


8.洋楽(ポップス)メドレー
 a: Black is Black
 b: California Dreamin'
袖から映像へと緑色の光が当たり、ター坊ソロから。
 c: Venus
袖から映像へと青い光が当たり、公ちゃんソロから。
 d: La Bamba
 e: Aquarius
マー坊ソロから始まります。
 f: Let The Sunshine In

 

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・2人を乗せたセリが下がり、幕が下ります。

 


後編の記事はこちら↓

「フォーリーブス コンサート~永遠の絆~結成50周年記念」1/27夜の部 レポート(後編) - 柑橘類の陽

*1:この後も何行か続くのですが、マグマ大使内の台詞かどうかわからなくて割愛。

*2:もう一曲は「あしたの悩み」だったそうです。(2016/2/2追加)

*3:こんなやり取りを最近聞いた覚えがあるなと思ったら、康二くんと龍太くんでした。笑

*4:話に上がった植樹の写真はこちら→いよいよ一週間後! | おりも政夫Official Blog - 楽天ブログ

ジャニーズ楽曲大賞2015とAKB48グループリクアワの発表によせて

ちょうど同じ時期に結果発表があった、有志による企画の「ジャニーズ楽曲大賞2015」*1と「AKB48グループリクエストアワー セットリストベスト100 2016」。どちらも好きな私にとっては、ランキングの結果発表を楽しむ週末となりました。

ジャニーズ楽曲大賞のホームページでは、投票時のコメントを掲載してくださっているので、これからじっくり読んで楽しみます。文章投稿も励みたい私にとっては、非常に参考になります。私は今回、一文のみのコメントで送付していたので、来年もこの企画があれば、適量(順位発表とコメントが一つのツイートに入るとわかりやすくて良いと感じました。)の文章を練りに練って投票したいです。

楽曲の投票企画という点では同じでも、両者の投票方法には違いがあり、ランキングの色合いが異なっています。せっかく両者をたしなんでいる身なので、その違いを挙げたいと思います。

 

+++
両者の違い
+++
様々な投票部分が存在するジャニーズ楽曲大賞ですが、AKBリクアワに合わせて「楽曲部門」上の話をします。ジャニーズ楽曲大賞を元にして、AKBリクアワには以下の四点で差があります。*2
 ①対象楽曲は一年間以内に発売されたものに限らない。
 ②票が有料である。(CDに封入されている投票券、FC枠など。)
 ③一人で多数の票を投票することが可能。
 ④上位楽曲はステージ上で披露される。

 

①対象楽曲は一年間以内に発売されたものに限らない。
一年間以内に発売された楽曲に限るジャニーズ楽曲大賞は、後で振り返ったときにその年その年によっての人気がわかります。また、上位入賞には該当グループ以外の担当からの投票数がカギを握ってくることもあり、広く知られた聴き覚えのある楽曲が並び、その順位に納得もいくのではないでしょうか。*3
逆にAKBの方は「去年は順位がふるわなかったから今年はより上位を狙う!」というリベンジ投票が可能です。

 

②票が有料である。(CDに封入されている投票券、FC枠など。)
単純に、資金が潤沢で投票の手間を惜しまない陣営が力を持っているということです。ジャニーズで考えると、「大人ファンの割合が高いグループが有利」と言い替えられるのではないでしょうか。
そして、AKBグループで毎年行われている選抜総選挙よりも比較的資金をかけずに上位入賞が可能なため、総選挙上位でないメンバーがメインの楽曲でも上位にランクインさせやすいです。それは、総選挙は自分の推しに投票することがメインであることに対し、様々な推しが団結して一曲に投票を集中させることができるからです。
また、投票が無料だからこそジャニーズ楽曲大賞は気軽に他グループの楽曲に投票できるのだと思います。

 

③一人で多数の票を投票することが可能。
ジャニーズ楽曲大賞では、一人当たり1位5pt、2位4pt、3位3pt、4位2pt、5位1pt=計15ptの持ち点があります。それ以上の投票はできません。しかし、AKBリクアワは上限がありません。②と繋がりますが、資金が尽きない限り投票できます。

 

④上位楽曲はステージ上で披露される。
「純粋な楽曲投票ではなく、人気メンバーが有利な投票になってしまう」とも言われていますが、「推しのいる楽曲がたくさんランクインしてほしい」し、「推しのいる楽曲が上位に入ってほしい」と思うことは、悪ではないと思います。他グループファンもいる中での披露は、投票への熱も高まるでしょう。ただし、様々なチームで同じ公演の楽曲を使用していたり、オリジナルメンバーが既に在籍していなかったりするので、「●●推しが集結して投票したのに、ステージ上では△△が歌うなんて…」という事態が起こりえます。
ジャニーズでもこの制度がとられると、投票が過熱化しそうで怖いですね。

 

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まとめ
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単純に両者の企画の差異を並べただけですが、「もし上記の四点が条件だった場合、自分は何に投票するのか」と考えると、きっとジャニーズ楽曲大賞で今回投票した楽曲と選曲や票数が異なってくると思います。
どちらの投票方法にもメリット・デメリットはありますが、投票する楽しさ、発表を待つ楽しさは変わりません。数字が全てではないといえ、一途な方は「どれくらい好きなのか」、好きなものがいっぱいある方は「自分はどこに重きを置いているのか」と考えることで、改めて自分の気持ちが確認できる良い機会になります。ジャニーズ楽曲大賞は年々参加者数が増えている企画なだけあって、「ジャニーズ」カテゴリー内のブログでも投票内容や結果の考察エントリーが多数あり、そちらを読むのも楽しいです。
そんな楽しい機会をくださる主催者さんに感謝しつつ、来年こそは余裕を持ってジャニーズ楽曲大賞に投票したいと思います。

 

ちなみに、私が今年度のジャニーズ楽曲大賞で投票した曲は下記の通りです。

楽曲部門
1位 「Hey you!」(Sexy zone)
2位 「ナイナイアイラブユー」(関ジャニ∞
3位 「カレカノ!!」(中島健人
4位 「キミコイ」(ジャニーズWEST
5位 「Summer上々!!」(A.B.C.-Z)

MV部門
「CANDY MY LOVE」(キャンジャニ∞)

未音源部門
「Dream Catcher」(関西ジャニーズJr.)
…4月の映画公開とともに2016年を彩る一曲になりそうですが、投票できるチャンスは今年のみなので、この曲に投票したいがために、締め切り間際に何とか投票したのでした。

*1:http://j-m-a.info/award2015/

*2:2015年は各個人のソロシングルや派生ユニットの楽曲も含まれていたなど、年によって細かい条件が異なる点がございますので、大まかな点を挙げています。

*3:今年3位に入賞した関ジャニ∞の「勝手に仕上がれ」はアルバム曲ですが、eighterだとその人気に納得できるかと思います。

13月を探す旅に初めて出かけた話

15年のSHOCK感想記事の終わりで「帝劇枠で申し込んでいた私は、果たしてこの冬に13月を探す旅へとデビューできるのでしょうか」と言っていましたが、帝劇枠は外れ、友達に誘っていただいて無事に参加することができました。ありがとうございます。
9月に東京Jr.のファンの方達とお話ししていて「次にお会いできるのはジャニワですかね」という話題になっても、「私は多分関係ないので来ないですね~クリパと∞があるんで~」と言っていた私なのですが。まさか内くん側から関係があるとその時は思っていなかったです。

 

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お話について
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今まで私の記憶にあったジャニワのあらすじは「13月を探す旅に出る。時折プロデューサーは水揚げされたトドのようになることもある。*1」というザックリしたものだったので、初日のレポが次々とTLに流れてくるも、文化が違いすぎて何を言っているのかが全く把握できませんでした。
どうも流れてくる情報を見ていると、私にとってジャニワは「内くんがフライング!(れんしょうがフックを外す)でいきなりのクライマックスを迎え、あとは死(墓標のように現れる過去Jr.ユニット名の表記)を待つのみ。」という感じになりそうだなと予想しながら参加しました。

「ジャニーズらしいトンチキ舞台だ」「相変わらずよくわからない」とは聞いていましたが、話を聞くのと実際に観るのとはやはり大違いで、
 ・12ヶ月の暦を旅することで、13月が見つかるよ!
 ・戦争を二度と起こしてはいけない。平和が大事。
 ・オリンピック!!!
の三点は押さえたので、そこまでこの舞台の本質は外さず観られたのではないかと思います。

1幕で12月まで旅をし、2幕では宇宙へ行ったものの、結局13月とは何だったの?もしかして見逃した?私は13月が何かわからないままこのまま終演してしまうの?と不安になってきたところで、「13月を言い換えた言葉を文中から二つ抜き出しなさい。」と国語の問題に出てきてもおかしくないくらいのまとめが始まったので、何とか13月を理解して帰ることができました。良かったです。
 「13月=俺たち一人一人の心の中にある未来(by健人くん)=ユートピア(by内P)」
これですね!

また、暦を旅する場面では、ジャニワ初心者として時の迷子になっておりました。月によって費やす時間が異なるので、今が何月の話なのか少し混乱してしまいました。友達に確認すると「去年までは●月と表示されていた」とのことで、そこだけは以前の方がありがたかったです。
 ・「桜咲くcolor」にてフライングで登場する健人くんのえらいカッコ*2
 ・6月のSnow Manアクロバティック披露宴。*3
の二点は特に衝撃的でした。

 

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内くんについて
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そもそも、今回は内くんのフライングが見たくて上京しました。今までに内くんがフライングをした記憶が出てこなかったので*4、他担さん!結構珍しいものを観られていますよ!?とその価値を力説したくなりました。
内プロデューサーが少年と話す間に場内係員のお姉さん(役)にフックをつけてもらい、少年と一緒にフライングしショーの世界へという流れで舞台が始まります。そのフライングは、UFOキャッチャーで移動中のぬいぐるみのようでした。人を抱えているため吊るされている感が満載でしたが、今度は普通のフライングが見られたら良いなと思います。紫耀くんがフックをはずし、内くんの背中をポンッと叩く姿に胸が熱くなります。内くんとれんしょうの絡みがあると嬉しいのですが、どうでしょうね!?
健人くんと勝利くんのフライングも初めて見ましたが、滞空中の動きにそれぞれのキャラが出ていて興味深かったです。ここ何年かは「Endless SHOCK」のコウイチのフライングしか見ていなかっただけに、それぞれ新鮮でした。
そしてプロデューサーの役柄上でとはいえ、久々にジャニーズ曲を歌っている内くんが観られて嬉しかったです。ハッシーと真ん中でともに立ち歌う場面にはグッときて泣きそうでした。

ジャニオタの鑑・河合くんが唱えていた「SHOCKの世界のウチがプロデューサーとなり、このジャニワで後輩達にショーを伝えていく」という解釈を元に鑑賞すると、非常に感傷的になります。コウイチに「show must go on!」と言われ反発していたウチが「show must go on!」と勝利くんに言い放ち、「立ち止まった奴はそこで切り捨てられるんだろ?」と苦しんでいたウチが、「何があっても立ち止まってはいけない」と言う立場になり。刀で色々あったのに、健人くんに差し出すのか!という驚きもありますが、それも良いショーを作るために必要な出来事なのかもしれませんね。悲しみや苦しみを感じる度にまた一つ新たな表現が見つかる、ショーの世界はそれだけ魅力的であり、魔物が潜んでいるのでしょうね。

 

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その他雑感
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最近は人数の少ない公演に慣れていたので、まずは単純に舞台上の人数が多く感じました。一年の内の一ヵ月(今回は二カ月)をこのジャニワの舞台に注力するのかと思うと、これは事務所の若手を挙げての一大事業なんですね。実は、さり気なくJr.マンションも初体験でした。好きな子の場所がわかればロックオンできて楽しそうですね。しかし、このマンションに一度光一さんが入った回があるのかと思うと笑いました。

そして廉くんは15年春松竹ぶり、紫耀くんは14年クリパぶりにお姿を拝見しました。関西に住んでいるだけだとすっかり2人を見る機会が少なくなりましたが、出番が健人くんと勝利くんの次にKINGが多かったこともあり、東京でずっと頑張っているんだな~としみじみしました。廉くんは相変わらず冬でも地黒ですね。「ツキノミチ」でのブランコを用いたKINGのフライングはメルヘンで可愛くてうらやましかったです。

「笑ってはいけないジャニーズワールド」とも言われていたのでどうかなと思っていましたが、そこまで(色々麻痺しているからかもしれませんが)笑うところはなかったです。噂のニョロニョロは事前情報がなければ文字通り魂消ていそうでしたが。
戸塚くんが健人くんに刀を渡す場面で流れた「Let's fight」には思わず「ちゃっちゃ~ちゃ~ちゃっ♪Let's fight!」と合いの手を入れたくなり笑いそうでしたが、これは関ジャニ∞のDVD「Spirits!!」が過ぎったからですね。私の中ですっかりこの曲はコミカルな曲として登録されていた所以でした。
「Real Face」でSixTONESが破壊したセットを途中から出てきたJr.達が後片付けしているのを見ると、これはいつかジャガーズさんのネタに出てきそうだなとも思いました。

そして翌日友達と話していて気付いたのですが、どうやら私、墓標(過去Jr.ユニット名の表記)を見ていなかったのです。よって、観劇中に死を迎えませんでした。その後のUMPのくだりを見た覚えはあるので、自分がその時に何を見ていたのか謎のままです。

一度の公演内に曲を覚えてしまうくらいに「Hi Hi JET」が様々なバージョンで登場するとも聞いていましたが、私の中では同じ「ハイハイ歌う曲」カテゴリー内にある「HI! HI! HIROCKY!!!」のインパクトを越せなかったので、「Hey!Say!」のイントロみたいに爽やかな感じの曲だったよね?くらいの朧げさでしか記憶されませんでした。聴覚に関する記憶がすこぶる悪いと以前より自覚していますが、あと10回も聴いていたら覚えられたのかもしれませんね。*5

ここまで自分の感想を読み返すと、参加した日程が公演が始まって日が経っていたこともあり、それまでに聞いていた話や評判を実際に観た上で自分の中ではこうだという風に咀嚼していくことが多かった初ジャニワでした。あれだけ情報量が多い舞台を一度のみの参加で一から消化していくのは難しそうだなとも思いますが。
今まで自分とは関係のない世界だと思っていたジャニワに触れる機会になったので、内くんのプロデューサー役起用はありがたかったです。ただし次回もあるならば申し込み期間中に発表してほしいです。本当に、切実に。4月に行われるKREVAさんとのコラボ舞台も気になるところですし、「春松竹の『春』っていつのことやねん!?」と何度思ったかわかりませんが、2016年も色々と忙しく過ごせそうで楽しみです。

*1:プロデューサーが照史くんのときに限る。

*2:標準語に訳そうかとも思いましたが、あれは『えらいカッコ』の言い回しがふさわしいかなと。

*3:軽々しく「私、すののお嫁さんになりたいんだ♡」なんて言い出せないです。花嫁(役)のハードルが高すぎる!割り込める気がまったくしないです!

*4:∞の現場へ行きだしたのは04年のやぐらダンス以降です。

*5:アニメ「少年ハリウッド」の主題歌「ハロー世界」のインパクトにより、同じ「ハロー曲」カテゴリーのMr.King VS Mr.Prince「Hello!!!ハルイロ」を未だ宙で歌えない私が、あと10回聴くだけで覚えられるのか、自信がありませんが。