柑橘類の陽

イラストだけでなく、言葉でも伝えられるようになりたいです。

ブイコン初参加から考えたアレコレ

主に関西出身アイドルびいきとして暮らしていた私が、友達に誘ってもらい、V6さんの「LIVE TOUR 2017 The ONES」の大阪公演に参加いたしました。
ブイさんの現場といえば、別の友達に誘われて観た井ノ原さん出演舞台「トイヤー」くらいで、これまでご縁のない生活を送っていました。オタク生活が長くなっても初現場はまだまだあるので、今回の機会を頂けてすごくありがたかったです。
好きを見つけに行きたい!と、あえてアルバム楽曲の予習はせずに参加しました。

 

コンサートに参加しての感想

「愛なんだSP2017」のオープニングでの「はじまるよ~♪」のやり取りは、「レッツゴー6匹」由来なのか!とここで知りました。
ブイさんは私を傷つけることのない*1パフォーマンスをしてくださると安心して向かったのですが、「なんかすごく良かった」という漠然とした感情が残りました。全体の演出が見たくて引きの視点になってしまったので、推しを一人決めてそこから視点を広げるタイプとしてはもどかしかったです。でもすごく綺麗な景色でした。∞さんでブイ担さん好みの演出に近いのではないか…と差し出したくなるのは、今夏ツアー「JAM」で披露の三馬鹿(横山さん、渋谷さん、村上さん)曲「ANSWER」でしょうか。いかんせん発売はまだなため残念です。
スタトロ時に確認した長野くんのお尻はいいお尻でした。
そして私はブイさん基準ではあまり踊っていない曲が好みのようで、それは後で言及します。
普段は他グループを応援している方の初参加感想やブイ担さんの感想など、「ジャニーズ」カテゴリのはてブで度々見かけました。あれこれと楽しい気持ちを残したくなるコンサート、素敵だと思います。

 

松竹座メソッドは有効

Jr.コンの良いところは、各先輩方の様々な色のオイシイ曲をてんこ盛りにしたセトリを組めることがあり、イントロクイズも幅広く回答できるようになります。
そのお蔭で、♪ちゃちゃっちゃーちゃー\ビトラ!/とシングルのカップリング曲でも一瞬でわかるようになっていました。*2
シングル曲も「松竹座で聴いたな~」と良い思い出がプラスされた状態で聴いておりました。その後、関西Jr.の番組「まいど!ジャ~ニィ~」にて披露された「never」は、この冬主に平日に開催された通称兄組公演でも披露いたしました。椅子や照明の演出がすごくかっこいいので、これこそ観に行けなかった人に見てほしい曲になっております。
2017年春松竹では、佐野晶哉くんが「コバルトブルー」をソロで歌ったので、初回時にわかる人はわかる人で「あのコバルトブルーだと…!?」と会場がどよめいたのもおもしろかったです。

 

シングル表題曲の引力

ブイコン参加後の私のツイートがこちら。


ツイートには書いていなかったのですが、コンサートを反芻して一番好きだと思ったのが「太陽と月のこどもたち」でした。これまた表題曲…!コンサート中も「これは好き…でも落ちないぞ…!」と担降り前の微かな抵抗のような気持ちが謎にあったのですが、今は普通にハッキリと好きです。
∞に少し興味がある友達にアルバムを貸して「○○(シングル表題曲)が良かったよ」と言ってもらう度に、「いやいや、シングル表題曲以外もいい曲があるよ~!」と思ってきた私に対するブーメランで笑いましたが、やはり表題曲になる曲は引力が強いのでしょうね。単純に歌番組等で耳に馴染みができる機会が多いということも関係していそうですが。
最近の私の嗜好傾向では、「美しい世界を肯定している。色鮮やか。オレンジ、太陽というキーワード。」という曲に弱いようなので、合致しそうな曲があった場合はそっとタイトルだけ教えてください。自分の良きタイミングで触れると思います。

 

アルバム購入

「チケット代を支払っていないな」と感じたので(※友達にきちんと支払いました)MVがたっぷりな初回A盤をその後購入いたしました。
繰り返しになりますが、普段生息していない世界の表現なので、どれもこれも興味深く、全部カッコ良かったです!そしてどのMVもお金がかかっている…!*3ゲスト・渡辺直美さんの存在感も素敵でした。
一つだけ残念だったのは、歌詞カードを見てもどのメンバーががどの曲をプロデュースしたのか、パッとわかる表記がなかったことです。見つけられていないだけかもしれないので、その際は記載されている場所を教えていただけると幸いです。
ブイコン開催日に注文したので、ブイさんが見たデイリーランキングの内の一枚になっていたらとても嬉しいです。

 

布教は大事。

友達には「Can't Get Enough / ハナヒラケ」「COLORS / 太陽と月のこどもたち」のCDを頂いていて、非常に助かりました。この2枚だけ聴き込んで向かったので、「ハナヒラケ」もすぐにわかりました。*4
アルバムが到着するまでの間は延々と「太陽と月のこどもたち」をリピートしていましたし、そもそもアルバムに「太陽と月のこどもたち」の音源は収録されていなかったのです。
第一印象でビビッとこなくても、後からじわじわとハマるのは十分あるので、その時にとっつきやすいような手掛かりを残しておくのは有効ですね。その人のタイミングが絶対にありますので、あまりグイグイと推しすぎないように気をつけたいところです。

 

「踊ってる曲」の定義

友達に「∞の5年分は踊っている」と感想を伝えたのですが、どうも私の「踊ってる曲」定義は、"カッコイイ曲で絶えずダンスをしている状態(タイトルは英語の場合が多い)"なのだと自覚しました。
∞のシングル表題曲はざっくりと①バンド曲②棒立ちバラード*5③盛り上げソングの3パターンに分かれます。この中で踊るのは③盛り上げソングです。決まった振り付けではなくフリーの部分が多いと、踊っている感が私の中で下がっていきます。
「じゃあ∞が『踊ってる曲』はあるのか?」と訊かれると、カップリングやアルバム収録曲なので∞コンで数曲披露されるぐらいの体感となり、ブイさんの公演1回で∞コン何回か分の「踊ってる曲」を見た気分になりました。

 

ブイ担さんの好きなところ

私がブイ担さんで好きなところは、ここぞというタイミングで正しい場所にお金を出して、次のチャンスへ繋げるところです。有料が有料である価値を承知した行動を行う人の数が多いと、歯車がうまく回っていくのだなとうらやましい限りです。こちらはこれからもTLで見かける度にニヤリとさせていただきます。ここぞというタイミングで正しい場所にお金を出せるオタクでありたいです。
そして、タレントさんとファンの間で「マナーが良い」という共通認識を持っているのは誇れることだと思います。最近V6さんのファンになったという方が増えているので、これからもそのまま民度を保っていくのか気になるところです。

 

これからのブイさんとの関わり方

Beautiful World」「レッツゴー6匹」「COLORS」「太陽と月のこどもたち」…とブイさん基準ではあまり踊らない曲が好きなので、ブイさんには耳で楽しませていただくのが今の私に合うようです。なので、これからは歌番組を見て気になった楽曲はCDを購入しようと思います。…と言っていても、やっぱりもう一度見てみたいとコンサート会場へ足を運ぶのかもしれませんし、その時にはパフォーマンス込みのブイさん全体をもっと好きになるのかもしれません。
マサさんのミュージカルがあったら行こうと思ったので、もしその時が来たらチケット確保に励もうと思います。

 

【おまけ】関ジュ紹介レポツイ

*1:「イジリ」については数年前のMCにて解決済みと風の噂で聞いています。

*2:滝沢歌舞伎にて三宅くんに美味しいみそ汁の素を差し入れた向井康二くんがソロ曲として選曲したことがあります。

*3:関ジュ映画「目指せ!ドリームステージ」を基準に、CG予算を考えてしまいます。予算の都合上、一瞬のシーン×2のみにCG効果が用いられていました。

*4:コンサートに行く前は、「ハナヒラケ」が6曲の中で一番お気に入りでした。

*5:「②棒立ちバラード」の表現には悪意があるようで嫌なのですが、振り付けられた動きが0なんです。バラードでも手振りやフォーメーション変化があることから、∞さんのバラード曲は棒立ちバラードになってしまうな…と思いました。

「少年たち~Born Tomorrow~」松竹座公演雑感

日生からの約二ヵ月間、お疲れ様でした。

関西びいきで西畑くん目当てに日生劇場の「少年たち」公演に参加した二年前の秋、私は「すのでは阿部くんが好きだよ!」と言いながら帰ってきました。阿部くんの動きがあんなに可愛いなんて知らなかったんですよ。後で調べると、頭が良いゆえに面白いことになっているエピソード*1や、単独出演で張り切った阿部くんが前髪を切りすぎないように祈られている事を知り、もっとそっと情報をTLに流しておいてくれないかな!?めっちゃ好みのタイプやん!?と思ってしまいましたが。
それから関西で阿部くん(というかすの)にお会いできた機会は16年夏のキスマイドームコンのみなので、やはり東のJr.を観るには東京まで出かけなければならない状態です。
そんな訳で、すのすとが松竹座でも公演を行うと聞いた時は、「わーい!大阪で阿部くんが見られる!」と単純に喜びました。関西Jr.の出番が少しでもあったら、二年前の私のように推しを増やす機会となっていたかもしれませんね。でも、二年前に「初めて自分たちが前に立つ舞台ができた!」と喜んでらっしゃっただけに、「すのすと12人だけの舞台」ということの大きさをより感じます。
ちなみに、私は阿部くんを見ていると「阿部くん可愛い!天使!癒される!」とニコニコするのみなので、ここの踊りが…演技が…と思い至らないので申し訳ないです。動きが軽やかで一挙一動が可愛いです。天使。

すのすと担からすると「当然じゃん!」と思われる部分もあるかと思いますが、こういう点で私は驚いていましたよという報告と感想を書き留めていきます。同じ「少年たち」の舞台でもそれぞれの季節で内容が異なり、私の思っている「普通」が普通でないことが色々あり、異文化交流の趣があっておもしろかったです。

 

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目次

 

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流れに沿っての感想

松竹座で追加されたオープニングアクトの内、2曲は日替わりで、全4パターンありました。

◆11月3日昼→「逆転レボルシオン」「背中越しのチャンス」
 …ズラッと半円状に並んで撃つくだりがカッコイイ。そして両曲とも飛び跳ねまくっていた阿部くんはかわいい。
◆11月8日夜→「この星のHIKARI(すと)」「Lucky Man(すの)」
 …クリエか何かでやったという噂のやつだー!とキャイキャイしながら「Snow」\Man!/のC&Rを楽しみました。テンションが上がります。

 

アクトが終わると座り、東の方にはすっかり御馴染みになっているであろう、あおい輝彦さんのナレーションから物語が始まります。「輝きの日々」がBGMなので、17年夏松竹を過ごした関西担の脳内で、キョウヘイが歌いだしそうですね。
これまでの「少年たち」の写真がスクリーンに投影され、右下にフォーリーブスさん、左下にトシ坊さんが笑っているお写真があることを確認しました。


◆「The Night in New York」
夏のムカイとニシハタは上手下手のバルコニー風セットに上り歌うのでロミジュリ風味でしたが、格子の窓からジェシーとイワモトの姿が覗かされると、"囚われの"が頭につく感じでより切なげでした。

◆「僕に聞くのかい?」
ジェシーに誘われブランコに乗った新入りのキョウモトが、ここに来た理由を問われ、歌いだします。ごくごく当たり前のことを言うと、京本くんの歌がめちゃめちゃ上手いです。少クラで見る以上に、現場での歌声がとても素敵でした。
あまり「●●ロス」にはならない方なのですが、今いる場はニシハタとオオニシが歌わず、後ろで踊る15年夏の赤トリオも17年夏の赤バンド組の姿も、二度と見られないその時だけのものだと思うと、ものすごく寂しくなりました。

◆「嗚呼思春期」
イワモトが焦燥感をそのままドラムに叩きつけるような姿を見て、すごく理にかなっていると思いました。というのも、西では歌うのは青チームなのですが、バンド演奏を行う4人は赤チームなため、つなぎを着替えて演奏しているのです。
悪そうな顔で「俺は頭がキレすぎた!」と言ってのける阿部くんに\フーッ!/と言いたくなります。

◆「闇を突き抜けて」
これまで赤チームの方に目をやっていたので(すとにあたる部分)、青チームにあたるパートのダンスをようやくじっくりと見られました。
争いが起こってもこの曲を踊ればなんやかんや収まるはずだったのに、闇突き後もすのすとさん達は半裸で争います。喧嘩でもしていないと、憂さが晴れない…そう言われればごもっともですね。

◆お風呂場のシーン
しっかりとした目隠しシートが自立していてびっくりしました。関西版はペラペラです。予算の違い…?縁の上で指をあそばせる岩本くんが可愛いので、良しとします。
先にハケた岩本くんに続き、他のメンバーも舞台袖にハケてから脱いだり服を着たりするので、そこも関西と違う点ですね。関西は舞台上の黒幕のこちら側で丈くん看守が場を繋ぐ中、向こう側でお着替えをしていました。
後は、
 関西「何か面白い話が聞きたくなってきたけど、誰かないかな。」*2
 すのすと「入浴してほっこりしたから、ほっこりした話が聞きたいな。」
の流れの違いが顕著に東西の差ですね(笑)。最後に「ほっこりワード」の発表で全員が話すタイミングがあるのがうらやましいですが、12人分の答えを覚えるのは大変そうです。

◆ライフルのシーン
欅坂46ナチス風衣装の時のように、これを「カッコイイ」と言ってしまって良いものかと少し引っかかりつつも、ライフルを回したり、一糸乱れず動く様がカッコイイです。「戦争」という国の命令により、個はなくなり集団として扱われることを表しているのでしょうか。(ジェシーくんはジェシー(役)のまま?)
勇ましい軍歌のようなアレンジをされた曲がかかっており、「君にこの歌を」や、夏松竹の一幕終了前(室看守長がマントを羽織り、島の住人を酷使しているとわかる場面)でかかっているおどろおどろしい曲も含まれていました。

◆最後のブランコのシーン
「そういえばこれは『少年たち』の舞台だった」と思い出す効果のある最後のブランコ登場は、東も西も共通ですね♡と親近感がわきました(笑)。日生初日レポでタイヤのブランコ出現に驚かれる姿を見て、ドリボもそうですが、最近の東はベンチ推しだったことを思い出しました。)

◆show time
show timeは一曲ずつ交代してのグループ曲披露だったので、どうせなら舞台内容にちなんだシャッフルユニット曲も見てみたかったです。ジェシー・岩本くん(+京本くん)曲で「もし二人が再びともに音楽を楽しむ世界だったら」のifを楽しんだり、ふかほく兄弟やじゅりゆごあたりの盛り上がる曲を聴いてみたかったですし、単純に「LOVE」も聴いてみたかったです。
すとさんの曲は、一階後方から眺めるとオイシイ部分(あぐら、扇投げ)が見えないので、これは上階から見たら綺麗なやつだ!と思っていました。
すと担さんすの担さんそれぞれが「最高!」と推していたオリジナル曲群を見られて良かったです。

 

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舞台全体の感想

 

副題の『Born Tomorrow』は、フォーリーブスさんの楽曲「あしたが生まれる」意識かと思いますが、特にその要素はありませんでした。ジェシーくんがジャニーさん役を演じると報じられていたのも楽しみにしていたのですが、そちらもどこかへいってしまった模様。*3

年々戦争色が増す二幕と聞いていましたが、身近なこと(ジェシーの出兵)からそれぞれ興味を持って調べた戦争の怖さ・悲しさを感じていくという話の流れはすごくわかりやすかったです。ポスターのジェシーくんの大きさにも、舞台を観てから納得しました。「少年たち」らしさを一番身にまとうキョウモトは、あくまで物語のきっかけにすぎないということなのでしょうか。やっぱり脱獄してほしかったと思うと同時に、看守役がいないから戦えないと納得し、脱獄しない点で「少年たち」らしさが薄くなっているのは仕方がないことかと思い直しました。

「笑ってはいけない『少年たち』」とも呼ばれる元凶である、あおい輝彦さんの声出演ですが、私の笑いのツボとはずれていたので、基本的には大丈夫でした。(「少年たちの空腹が限界に達した頃」のくだりは危なかったですが。)
看守長とナレーションの二役で声を出していらっしゃったので、どちらかに専念された方が、敵か味方(もしくは傍観者)かわかりやすかったと思います。
圧倒的な権力の誇示と、特定の人が執拗に殴られる様を見たいがために看守長の役割があると思っていたので、今回はそこに重きは置かれず、むしろ「少年たち」である意味とは?という考えになっていきました。

「松竹座でこういうこともできるのか」という発見では、プロジェクションマッピングの利用です。幕を半分下ろした部分に、画像や映像を映せるんですね…次の機会にも使ってほしいです。布を6枚、上から垂らすこともできるとわかりましたし。

私が舞台を観て考えたことは、「受け継ぐ」ことと、生きている間に大事な人にきちんと想いを伝えることの大切さでした。映画「ラストレシピ」を観ても同じことを考えたので、単に今自分の中で主立っている思考*4なのかもしれませんが、舞台に込められた思いを受け継ぐすのすとと、レシピに込められた思いを受け継ぐ話が重なって見え、自分が後悔しないような応援活動をしたいというところに落ち着きました。

自分が書いた二年前の日生感想ブログ *5を読み返すと、異文化との接触にただただ西が恋しくなっていたようですが、この二年で視野が広がったのか、「少年たち」という大きなくくりから見るとどの季節もあくまでバリエーションの一つで、時代や環境に合わせて変化していくものだと考えられるようになりました。

 

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その他に関する感想

 

すのすと担さんは初松竹座の方が多いでしょうから「松竹座を好きになって帰ってもらいたい!」と思っていましたが、こういうのは自分の内から湧き出る感情こそ大事だと思うので、松竹座を好きになった方がいらっしゃったら良いなというところでとどめておきます。検索に「松竹座」と入力すると「トイレ」と出てくるようになった初日前夜は面白かったです*6

勘違いされているようなブログを見かけたので一言だけお伝えすると、アンコールや歓声はもちろん大歓迎、改造公式ペンライトと公式以外のペンライトにの使用に対して厳しい(前もってアナウンスはしています)のであって、松竹座自体は怖くないですよ。
すのすと担さんは応援の声量があると聞いて楽しみにしていたのですが、今回はアンコールがなく、聞けずじまいで残念です。

キンブレ云々に関しては、メンバーカラーがあってもすのすとの区別がつかないため名前シートを入れているとのことで、それなら各ユニで形を変えたペンライトを作成すれば解決しそうですが、型を作るお金の元を取るにはどれくらい売れば良いのか…と考えると、シートを各ユニ差し替え販売という現状にどうしてもなってしまうだろうと思いました。
尊先グループのペンライトでアピール!というのは西の文化なのですね。同じ時期にウチワを狩られはじめ、東と西で既に別の道を歩いている感じが面白いです。

最後に、私のこれからのすのすとさんとの付き合い方ですが、日帰りの範囲(神戸~名古屋)で友達と一緒なら観に行こうかな~という、これまで通りと同じになりそうです。そんなゆるっとした感じでの応援なので、次にすのすとさんとお会いできる機会がいつになるのかわかりませんが、その時を楽しみにしております。

*1:刀の受け渡しが上手くいくよう物理の方程式を用いて計算したり、熱に浮かされ別言語で自問自答したり。

*2:面白い話しばりのはずが、途中から一発ギャグ披露の場になっていきました。

*3:https://twitter.com/nikkan_tokyo/status/901086761824075776

*4:最近「君の膵臓をたべたい」を読んだ際にも、同じことを考えました。

*5:日生劇場版「少年たち」感想 - 柑橘類の陽

*6:各松竹座担(関ジュ、ジャニスト、∞)の皆さん各々でトイレエピソードを持っているもんですね(笑)。

映画「関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!」応援上映参戦感想

ある日突如流れて、関西担界隈で驚きと喜びを巻き起こした、この公式ツイート。

「応援上映をやってほしいな~」と願っていたものの、本当に叶うとは思わなかった…!そして「応援上映」という場を作っていただけた以上、全力で応えなければなるまい!という、本編の応援はもちろん、スタタンの上映に対して応援したいという気持ちが芽生えているので、「やるっきゃないでしょ!(@たつのや女将)」と妙な使命感を持ちつつ、気合十分でチケットを押さえました。まさに、参加ではなく参戦という面持ちです。

 

\盛り上がれんのかー?/\俺ら次第やー!/

 

それ程の気合いを入れて挑まなければと思ったのが、時代を先取りしすぎた応援上映こと「忍ジャニ参上!未来への戦い」公開時に行われたバンザイ!ナイトは、通常上映とあまり変わらない状態だったと聞いていたからです。いくら公式からウチワやペンライトの許可が出ていても、慣れない場所でやったことのないことをするのは大変ですものね。

なので今回はせめて拍手だけでも…せめておみハピの時だけでもペンライトをつけて、映画を楽しんでいる気持ちだけでも伝わったら…と思っていました。

しかし、忍ジャニ公開から早3年。すっかり時代は追いついておりました。

探り探りの状態から始まったものの、キンブレの動きや各所から飛ぶ応援の声に、ジャニオタの中にもエリートさん*1がいらっしゃる♡と安心しました。

 

一つ懸念していた、東京の応援上映があってからの大阪での開催なので、「東京よりもおもしろいことを言わなくてはいけない!」と自分たちのハードルを上げて暴言まがいのキツイ言葉にならないかということ、それも杞憂でした。

 

西畑くんがスクリーンに映る→\\\\\可愛い!/////の大合唱…といった暖かい環境で、ですよね可愛いですよね!!と深く頷くがゆえに次のアップでも\可愛い!/ともっと声が出る、幸せの循環空間でした。

 

ツッコミ不足を心配される現在の関西Jr.の状況で、応援上映を経て関西担こそツッコミの腕を上げろということなのかと思わなくもないですが、ナイスなツッコミはできる方にお任せし(私は張り切りすぎると空回りしますので。)、基本①拍手②\可愛い・カッコイイ・綺麗!/③\フゥーッ!/の3形態で応援していましたが、それでもすごく楽しかったです。

 

エンドレスの漫才で\おめでとう!/と声に出して拍手を送ると、「思っているだけ」の状態とは違い、映画館全体が一緒に応援する気持ちにまとまったようで、より\おめでとう!/の気持ちが強くなり、すごくキラキラした体験でした。

中でも一番楽しかったのは、エンドロール一発目の丈くん「イエーーーーーイ!.......((((((v`皿´)v」でした。これは前々から一緒に言ってみたかったので(笑)。

あとは、普段は皆さんよくお腹の中に押し込めていられましたね!と思わずにいられなかった正門くん登場時の黄色い声援。至る所から愛の告白が飛び交っておりましたが、私は③\フゥーッ!/で対応いたしました。

 

応援上映に馴染みのない方は、「なんや楽しそうやから覗きにいったろか」くらいの心もちで雰囲気を楽しむのも良いと思いますし、「これだけはビシッと言ったるねん!」な絶対に言いたい応援の言葉を述べるのも良いと思います。

今日も応援上映のおかわりが発表されましたが、参加される方は是非思いっきり楽しんできてください!

応援上映へ向かう前に某所で「(勝手に)ドリステ応援上映」を開催して、\ダンケシェーン!/\そのまま!/\あかり!イイ女!/と友達と声出しをして楽しかったので、今回不参加の方は、今ある円盤で友達と楽しまれるのも良いと思います。それはただのオタ会とも言いますが。

スタタンの円盤が発売されたらまた、「(勝手に)スタタン応援上映」を開催して友達と楽しみたいです!\ダンケシェーン!/

 

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映画自体の感想

yuzuhi.hateblo.jp 

*1:キンプリ勢だったりシンゴジラ勢だったりハイロー勢だったり、色々な場所で育たれたのでしょうね。

2017夏松竹「少年たち~南の島に雪は降る~」雑感

「人は何事にもすぐ慣れる」というのが、この夏一番の感想でした。初めて聞いた時に「少年たち?ANOTHER?どっち?」と混乱した今夏の舞台タイトル「少年たち~南の島に雪は降る~」。ざっくりと言うと、少年たち→ANOTHER→少年たちといった話の流れで、その分それぞれの内容が駆け足で進み、スピードラーニングのようでした。それでも何回か観ると、展開の早さに慣れていました。中盤以降にこの夏初めて松竹座へ足を踏み入れた友達の混乱ぶりを見ては、少し前までは私もそうだった…と懐かしく思うぐらいでした。

以下、この夏の感想、覚え書きです。*1

 

 

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あらすじにそって

…「少年たち」要素、…「ANOTHER」要素

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「時の彼方」

2年前の「少年たち」を思い出させる、ムカイとニシハタの台詞からの台詞で始まります。
後半の「The Night in New York」の部分で西畑くんの横顔の影がセットに浮かぶのが美しくて、座席の位置によっては見える光景が楽しみでした。個人的には、この曲で二人の確執について早々に満足します。睨むニシハタと切なげなムカイの表情がいいですね。

 

…「僕に聞くのかい?」

大西畑が前で歌う中、後ろのベンチ周りで赤バンド組がちょこちょこ動くのが可愛くて目が足りません。私は両方見たいんです。赤バンド組の自己紹介(日替わり)に西畑くんがちょいちょいツッコみます。
最後にコジマとオオニシがご飯の話などを日替わりでするのですが、この組み合わせはなかなか見られないので貴重です。にっこり笑顔で若干の毒を吐く(語尾に♡は見えます)、辛辣なプリティエンジェル・大西さんのツッコミに今後も期待。

 

…「壁のむこうに」

フォーリーブスさんのデビューレコード「オリビアの調べ」に収録されている一曲。
「ANOTHER」の世界線にいる道枝くんとトアが「少年たち」の歌を歌っているのが面白いです。この歌があるからこそ島に高い壁がある設定にしようと思いついたのか、その逆なのか気になるところ。
観劇したフォーリーブス担の母が「やっぱりター坊は歌が上手いんやなと思った。」と言っていた(フォーリーブス担がター坊さんの歌唱力に寄せる絶対的信頼はすごい。)ので、次は佐野くんや楽くんといった歌唱力選抜メンで迎え撃ちたいです。

 

…「闇を突き抜けて」

去年は「喧嘩はやめとこ」だった大西さんが、日によって違った言い回しになっており、義務教育を終えて大人に近づいているのだなとしみじみ。これも目が足りないです。いつまでたっても全体を把握できない場面だろうと、諦めの境地です。

 

…お風呂場

今まで見てきたお風呂場シーンがタオル('15夏)と該当なし('15日生)だったので、ようやく伝説の桶ダンスを見られました!二年前よりライトが暗いのは、より見てはいけないもの感が高いからでしょうか…。
毎回、赤・青チームそれぞれ一名ずつ「面白い話」を披露するのですが、途中から「面白い話」ではなく、一発ギャグの披露になっていました。後の合言葉を決める場面にも一発ギャグを披露するので、こちらは一発ギャグ以外の形を保ってほしかったです。エピソードトークで笑いを取る練習は大事だと思います(たとえどんなに滑ろうとも。)。
全回のレポを見た上で、西畑くんの話は面白かったですし(役柄上やさぐれたままでした)、佐野くんは一番内容のある話をしており、きっと長尾くんは日常生活で"面白い"と感じる部分が独特なんだろうなと思い、恭平くんは自分の感じた"面白い"を伝えるだけの話術があったらなと思い、小島くんはまさに小噺の作り(=一発ギャグではない気が。)だと思いました。

 

少年歌舞伎

囚人たちへの慰問として島の住人が披露する歌舞伎の演目。看守長のお好みでしょうか。
西村くんの親分っぷり、ニヤリとした辻本くんの「脛をちょいと一本」等、ちびっ子の悪い演技が見られて楽しいです。衣装によっては太ももがめっちゃ出てるのですが、ここも看守長のお好みでしょうか。
最低でも歌舞伎、赤チーム(ニシハタがトアに気づく瞬間)、青チーム(ムカイとケントがトアに気づく瞬間)の3カ所は押さえたいので目が足りません。

 

…看守長の理不尽な暴力

慰問団との関係を看守長に問われたニシハタは答えようとするが、関係があるとわかったら余計酷い目に遭わされるのでそれを止めるムカイ。看守長が面々(コジマ以外の5人)*2をボコボコにしきったところで、慰問係のオオニシたちが戻り、慰問団の中にいたのはやはりニシハタの弟・トアだと伝えます。
倒れたニシハタの背中をコジマがさすりにいく(3回も!)というスーパー私得タイムなのですが、お写真に残らない理由を察せられる(一階から見ると、倒れる西畑くんとライトがかぶる)ので、心のカメラでシャッターをパシャパシャ切るしかありません。

 

…脱獄計画

‘15夏は「危篤(看守長の嘘)になったニシハタの弟に会わせてあげたい。」という理由で脱獄を提案していたオオニシが、’17夏は「やっと見つかった弟(島の住人)とニシハタを会わせてあげたい。」という理由で提案します。
マサカドが脱獄の計画をつらつらと説明しますが、キョウヘイが発言して「俺は頭が切れすぎた」の裏付けにすれば良いのにと思っていました。(正門くんの台詞が減るのは困りますが。)
上手くいきすぎている脱獄は看守長の手のひらの上、お情けとはいえ脱獄できたのは「少年たち」史上初なのでしょうか?

 

●…監獄の外に広がる一面の海

漫画だったら、一面の海面を見つけた瞬間にあおり文と「つづく」の文字を入れたいところ。
コジマが日記をつけているリュウセイに日付を尋ね、「10月にこの暑さ、ここは南の島だ」と結論づけます。ここもキョウヘイが説明して頭の良さアピールができるのではと思いました。(小島くんの台詞が減るのは困りますが。)

 

●…「Hi!HO!」

私が最初に観たのが「石お手玉→魚」回だったので、生活するための比重が佐野くんの能力*3に頼りきりすぎじゃない!?と笑ったのですが、火起こしバージョン(吉岡くんの拳圧で火がつく。昨年「ANOTHER」でも初日のみあった演出?)もあると知り、それならまだ生活できるかと思い直しました。
魚のくだりが、大西さん・佐野くん・長尾くんという囚人内ちびっ子達のやり取りで可愛かったです。長尾くんがおっとりとツッコむのは面白いです。大橋くんとピューッと床を滑る距離を競い微動だにしない西畑くんと、目をつぶって寝てそうな小島くんでした。回を追うごとに康二くんと正門くんや、恭平くんと吉岡くんの絡みが激しくなっていました。*4
神様(リチャ)がいない回をまず観たので、後から神様がいる回を観て、無理やり役をねじこんだ感が半端なかったです。逆だったら逆で、寂しくなるのでしょうが。

 

●…「輝きの日々」

SUMMARY2010で薮くんが歌った曲で、恭平くんがソロで歌います。いつの間にか仲良くなっていた同じ青チームのキョウヘイとケント。小指を見つめて切なげな表情の長尾くんを見るのが好きでした。

 

●…「ポケットに青春のFunFunFun」

「お前、ねじこむの好きやなぁ」で笑いが起きるのは、去年の長尾くんがねじこみ芸(という名のアドリブ)を頑張ったからこそですね。今年は先に道枝くんが歌った「ミステリーヴァージン」の歌詞より、「指どうしたんや?」の日替わりアドリブが。

 

…「KEEP ON RUNNING」

すごく聞き覚えのある"Jr.曲"だと思ったら、黄金期によく歌われていた曲ですね。どなたが引っ張り出してきたのか…!あちこちを走り回って島を捜索すると、怪しげなマントを着用した看守長が島の住人を酷使している姿が。

 

 

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幕間

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●…ケントの入水自殺

一階席からはすぐスモークの中に沈んでしまいますが、上階からは歩き方を色々試している部分が見えます。去年はキョウヘイが死にケントが縋っていたのに、今年はケントが死にキョウヘイが縋る。別次元の「ANOTHER」なので立場が逆転しています。
脱獄しなければケントが弱ることもなかったとニシハタが自分を責め、絶望の色をまといだします。

 

マサカド・コジマ・サノ・キョウヘイという少し不思議なメンツ(道枝くんとキョウヘイが顔なじみという伏線を生かすため?)で島の住人の食べ物をかっぱらいに行き、捕まります。力づくで逃れようとするも、即座に「降参や」と諦めるコジマはあまり喧嘩が得意でなさそうですね。捕獲から逃れたサノは、ムカイ達の元へ戻ります。上階では、逃れたサノがムカイ達の所に到着するまでの間、南の島セットの裏でじっとうずくまっている姿が、セットの透けている部分から見られました。

 

■…団結

下手で「ANOTHER」、上手で「少年たち」が展開され、まさに2つの舞台が合わさったことの醍醐味。下手のリュウセイは島の住人に説得し、上手のムカイは暴走するニシハタを止めます。暴力ではなく言葉で、仲間の大切さを訴え、心を動かす場面。
私は片方の台詞を覚えたままでもう片方の話を進めさせる作業が苦手なのだと自覚でき(どんな話だったのか覚えられない)、何回か見てようやくそれぞれの台詞が頭の中で整理されました。

 

…ランブル

2年前はリュウセイに謎の力で倒されていた看守役だった吉岡くんが、今回は看守の川北くんを秘伝のボクシング技で倒しているのが面白いです。「ANOTHER」組は「少年たち」組との合流を果たし、島の住人は船を確保します。
看守長がニシハタを撃とうとするのを守ったリュウセイが死にます。看守フジワラは囚人を捕らえるように命じ、その後調査官である身分を明かして独裁的な支配者であった看守長を逮捕します。囚人に石を掘らせ、その石を島の住人に磨かせて富を得るための行動をしていましたが、最後の捨て台詞「信念を貫くには、悪をも飲み込まなければならないときがある。」というのは、何か成し遂げたいことがあってこその資金作りだったのでしょうか。

 

…「君にこの歌を」

失ったものをニシハタは「ケントとリュウセイ」と挙げ、ムカイは「リュウセイ、ケント」の順番だったのが少し気になるところ。その後のコジマも「リュウセイ、ケント」でしたが、こちらは同じ赤チームのリュウセイを優先させたのでしょうか。
道枝くんとトアのやり取りは、ドラえもん長編映画のようだなと思いつつ。ここは押さえたいシーンが多いので目が足りません。

 ・ダイゴがコウジに握手を求める→ハグ。

 ・道枝くんがトアを押し出し、ダイゴとトアが一緒になる。

 ・コウジがケントの形見であるバンダナをキョウヘイに託す。

この三点は押さえておきつつ、他のわちゃわちゃも見たいです。

誰よりも先に手を挙げて大きく振るコジマの「リュウセイ、ケント。じゃあな!」でこの歌が締まるという大役。去年の「ANOTHER」も小島くんの台詞きっかけで曲が始まったので嬉しい限り。

 

…ブランコ

ケントは上手セットに登場、リュウセイは舞台中央のブランコに座りますが、どうせならリュウセイとケントが2人で仲良く過ごすところが見たかったです(そのためにはそれまでにも仲良しの描写が欲しいですが)。ケントは「ANOTHER」の世界線で死に、リュウセイは「少年たち」の世界線で死んだので仕方のないことなのかなとも思いつつ、ムカイが島に残らなかったのは、島に一人っきりではないからでしょうか。
リュウセイがブランコに座ることで、そうだった、この舞台は「少年たち」だったと思い出されます。

 

 

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人に対する感想

西畑くん≫

ニシハタだけを追っていると、一貫して「行方不明の弟を探す」という行動原理で過ごしているので、話の筋をシンプルに理解できました。観る側が「少年たち」と「ANOTHER」の両方を知っているためややこしく感じてしまうのですが。
今夏のニシハタは、つなぎを上まで締め切っていないです。主役は、いわゆる"イイコ"な役どころが多くなりますが、今回は少し毛色が違い、あまり見かけない姿がこれはこれで楽しみました。怒っていたり苦しんでいたりする表情がほとんどなので、劇中歌は常時やさぐれた感じです(あの「Hi!Ho!」までも!)。
常時ニシハタとしてやさぐれていたので、アイドルである西畑くんにこの夏お会いできたのは僅かな時間だったような気がします。

 

小島くん≫

大西さんとのやり取り自体が珍しいのに、複数あって私得でした。自己紹介、オオニシとご飯のやり取り、丈くん看守とのやり取り(初日以外)という日替わりポイントがあったので、どの回に入っても日替わりガチャ当たり回のような気分になりました。それだけお笑いの面で期待されているのだなと感じましたし、ハズレがないのがすごい。
昨夏のショータイムが全てバンドの参加で、踊っていたのが「Hi!Ho!」「Another Tomorrow」の2曲だけだったことを考えると、今回の舞台の満足度は低くなかったです。
18日に観た時に「腕が赤く日焼けしている!」と気づき、後のWeb連載で丈くんと甲子園観戦をしたからだと分かったのですが、丈くんもあんなに見事に日焼けしていたのかは未確認なので、どなたかご存知の方はいらっしゃらないでしょうか。

 

川北くん≫

台詞がある!という事態にガッツポーズです。ヨシオカにふっ飛ばされる際に、色々アドリブで返していました。オオニシが説得する際にも、きちんと言葉をきいて反応し、細かく演技をされていました。

 

康二くん≫

もし私が康二くん側に寄っていたら、「ニシハタのせいで看守長にめっちゃ殴られるし、ニシハタのために脱獄をしたからケントも病んでしまうし、ニシハタこの野郎(怒)!」になっていたでしょうね。終始やさぐれているニシハタに対し、ムカイは前向きでみんなをまとめる善や優しさの象徴みたいでした(でも密入国はアカン。)。
「同じ船に乗っていた子が慰問団の中にいた」からトアもその可能性がある、その"もしかして"に賭けて生きていることを願い、でも確信は持てないからニシハタには黙っていたのかなと思いました。
弟が死んだ悲しみに浸る間もなく、無茶なニシハタを助けるための調整を行い、信頼していたリュウセイも死んでしまい、ケントの形見を仲良しなキョウヘイに託し…と慌ただしい時はともかく、静かになるとふと疲れや悲しみがまとめて襲ってきそうで、一番ケアが必要な人だと思います。出所時には少し落ち着いた状態なのかもしれませんが。

 

長尾くん、西村くん、辻本くん、彪太郎くん≫

該当担がいたら「チケットを探した方がいい!」と声を掛けたであろう面々です。
長尾くんは、副題を背負うANOTHER弟という挑戦のしがいがある役どころで、成長を見守り甲斐のある夏だったと思います。
西村くんは少年歌舞伎の大親分がカッコイイ。
辻本くんは少年歌舞伎中にニヤリと笑う姿や「ハッ!」と答える看守という、悪い演技がハマりそうですごくいいです。
彪太郎くんは春と比べて笑顔で踊れるようになっていてびっくりしました。最後の最後で日記を託される役回りですし、楽屋も佐野くんと斗亜くんとの3人部屋で(「duet」10月号より)、16年組の中で静かに期待されているのではと思います。

 

佐野くん≫

昨夏入所した子が一年後に囚人チームの一角を担うなんてスゴイ!現場ではこれだけ推してくれるのに、どうして雑誌にはなかなか載せてくれないのだろうかとついつい思ってしまいますが。赤バンド組の自己紹介時に聞き取りづらいことが時々あり、せっかくのボケが伝わらないのは惜しいなと思いました。
役柄としては、脱獄計画にはすぐ乗り気なのに、島の住人の食糧を奪うことには及び腰で、どの辺に境界線があるのかと少し不思議です。

 

キョウヘイ≫

恭平くんというより役柄に対してですが、キャラの要素がてんこもり(ケントと仲良し。喧嘩がめっぽう強い。「頭が切れる」。)で全部の設定を活かしきれていないように見えたので勿体なかったです。「輝きの日々」での恭平くんが一番好きでした。

 

 

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全体の感想

 2年前の夏は「少年たち」初心者だった私が、松竹座・日生の「少年たち」と元祖であるフォーリーブスさんを経て、「壁のむこうに」の初見段階で「フォーリーブスの曲だ。」とすぐに気づけるようになっていました。*5観る側の知識や経験値が積み重なることで見え方が変わってくるので、同じ演目でもおもしろさがありますね。

「俺たちの楽園」(オオニシと各チームの仲が深まるくだりが好きです。)がない「少年たち」なんて…「Another Tomorrow」がない「ANOTHER」なんて…と、好きな箇所の変更に嘆きたくもなったのですが、両方とも観劇済み・片方は観劇済み・両方とも初観劇かによって体感が違いますので、同じ舞台を観ても感想が違ってきます。私は一点に集中して観すぎてしまうので、他の方のファンだったら、純粋に舞台全体を観られたら…と、最近は余計考え込むようになっています。
ストーリーを掴むためには西畑くんだけではなく康二くん側の動きも把握する必要があり、慢性的に目が足りず、一回のみの観劇だった頃の自分はどうやって舞台全体を把握していたのか謎です。

 

もし自分が出るとしたら、「看守・島の住人・歌舞伎」のちびっ子メンがいいですね。一回の舞台で色んな役ができて楽しそうだなと思って見ていました。衣装の早替えは大変そうですが。

 

「Show time」と言いつつ8割方新喜劇だった14年春松竹を経てから、前もっての表示をあまり信用していませんが、今回のショータイムはあっっっっという間でした。元々の予定よりもショータイムを長くしたという言葉から、当初は「Bring It On」と新曲「SHINE ON」だけの予定だったのかな?と思ったりもします。
それにしても、やっとこの夏に公開となった映画の主題歌である「おみくじHAPPY!」がなかった*6のが残念で。冬・春・祭りで随分聴き慣れたこの曲ですが、グッズ売り場で前売券の販促をされているスタッフさんの姿を見ているだけに、引き続き映画の宣伝をしてほしかったです。
今回のショータイムでは、可愛い曲が大好きなので「殺せんせーしょんズ」がダントツのお気に入りです。と言いますか、可愛い曲が他にありませんでした。今回はカッコイイ系が多かったですね。

 

お風呂場の面白い話で赤チームはほぼ(佐野くん以外)見られたし、銅像のポーズもあらかた(人類の進化、組体操、ぶりっ子)見られたし、ハイホーにおける大西さん&小島くんの絡みも数種類(2人で♡を作る、大西さんが投げて小島くんが打つ、繋げようのポーズを合わせる)見られたし、正門くんの「シナモロール」も聞けたしで、今回の日替わりガチャは満足のいく結果でした。
座席も1階・2階・3階とバランス良く入れて、全体的に満足しています。

 

ニシハタは「少年たち」の住人で、ムカイは「ANOTHER」の住人。兄弟というくくりでは、物語のはじめとおわりで二人の立場は逆転する。
二人を対比して考えた方がいいのか、一つの話として考えた方がいいのか。この夏のニシハタとムカイに対して綺麗な答えが出ていないので、もう少し考えていきます。

 

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レポツイ

*1:私の「少年たち」歴…2015年夏松竹が初。2015年日生観劇、2010年版はDVDを鑑賞。「ANOTHER」歴…2013年夏、2016年夏。∞の2006年夏「Another's "ANOTHER"」も観劇。

*2:コジマは殴られたマサカドにぶつかって倒れただけで、看守長から暴力を一切受けていません。対して、何度も殴られるムカイ…ある意味ひいき。

*3:佐野くんの美声「サカナサカナ~♪」 により魚たちが水面に浮き、それを長尾くんが回収する。

*4:次第に恭平くんと抱き合う以上になっていた吉岡くんには、風呂場でも小島くんの乳首をつまんだり、階段を上る場面で小島くんのお尻を触っていたりしていたので、私の中の風紀委員が、看守長よろしく「ヨシオカァァァ(怒声)!」となった夏でした。もちろん需要があるのもわかりますが、節操がない(笑)!一途な子が好きです!

*5:調べると、去年のフォーリーブス復活コンで本家の歌声を聴いていました。こういう時に自分のブログは便利ですね。

*6:千秋楽ではアンコールに披露。

映画「関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!」雑感

鑑賞してまずの感想は、「ポスターで思い描いていた内容と違う!」ということでした。ポスターを見ると、エンドレスVSピンクらくだのバチバチがメインになるのかと思っていましたが、実際はエンドレスの二人が主役で、あくまで二人を中心に話が進んでいきました。*1
こじまさかど、特に小島くんがあんな重要な役どころを担っているとは思っていなかったので、「推し推しに憧れている世界って素晴らしい!」と泣きそうになりながら感謝しました。(だって現実では見られない設定…!)
なので、西畑くんと小島くんが好きな私だったり、丈くん担は出番も多くてすごく楽しい時間だと思うのですが、それ以外のファンの方もそうなのだろうか?と少し心配になっていました。そういった意味でも、色んな立場の人の感想が聞きたいですし、私は私でものすごく偏っている感想です。映画をめちゃめちゃ楽しめている組です。

映画の主題は、この夏西畑くんが公演の終わりに伝えてくれていた言葉そのものでした。日によって言い回しは異なりましたが、「これからもみなさんに幸せや感動を与え続けられる存在になりたいです。」という言葉はアイドルも芸人も変わらず、舞台の上に立つ人が大切にしてくださっているととても嬉しいですし、大事に受け取っていきたいです。

 

まず、西畑くんの坊主+ぷくぷくほっぺ期がすごく可愛いので、養成所卒業時のビジュアルが5000点はあります。後ろの方から眺めるほっぺたのラインが特に可愛いです。坊主期(外での漫才時に髪の毛にへこみがあるように見えたのは何なのでしょう…?)とカツラ期で、時間の経過を表しているのはわかりやすくて良かったです。意味のある坊主の使い方!

そして、漫才で音声ガイダンスの真似をする際の優輔(西畑くん)の表情が可愛くてずるいです。何度も繰り返す音声ガイダンスのやり取りは、最後の漫才の一回だけ崩れる訳ですが、その一回以外はたとえ涙目でも同じように眉を上げ、口をつき出すプロの優輔でした。

言い方だったり間だったり「演じる」ことで世界を作り、一つのネタをじっくりとやり込んでいく漫才のスタイルは、お笑いの中でも西畑くんに向いているのではと思いました。映画の取材で西畑くんの「自分はおもしろくないので」を百回は聞いた気がするのですが、あんまり言いすぎると余計に「西畑くんはおもしろくない」という前提条件の元でMCやコントを見る人が増えてしまうのではと危惧してしまいます。自分がどう思ったかよりも、世間の評判に合わせることを大事にする人は少なくないようなので。もちろん、日頃からお笑いに熱心に取り組んでいる丈くんが相方役だったからこそ、より面白い空間になったのだと思います。 

夏松竹の「少年たち」でイライラ焦って暴走するニシハタを観た後だったので、優輔の焦りや苛立ちはかわいらしいものでした。優輔は「二人で」早く売れようと焦り、稲毛(丈くん)は「優輔が売れるため」に自分が身を引くことを考える。きちんと言葉で表していれば、すれ違わなかった…ということはジャニーズ舞台でもよくありますが、取り返しのつかないことになる前に分かり合え、これからも二人が一緒に生きていけるハッピーエンドで良かったです。

 

コンビ、二人組でやっていくと決意することは、一般的には「結婚」にあたるような、重要な意味が含まれているのでしょうね。中学生時の優輔が稲毛に漫才コンビを組む誘いをする際も、たつのやでの漫才の後に二人が気持ちを新たに伝え合う際も、まるでプロポーズを見守っているかのような面映ゆさがありました。

 

道枝くんが西畑くん、長尾くんが丈くんの中学生時代を演じると聞いた時に、逆の方が顔立ち(西畑くんと長尾くんは同じ右顎にホクロがあります。)やキャラが似ているのでは?と思っていました。でも、映画を観ると確かにこの組み合わせが合っていて、優輔と稲毛は私の中の「西畑くんと丈くん」より「道枝くんと長尾くん」イメージに近い印象でした。そう思ってからは、大人優輔(西畑くん)時に道枝くんを重ねたり、大人稲毛(丈くん)時に長尾くんを重ねて見ていました。逆もしかりなのですが、その時は西畑くんではなくあくまで「優輔」を道枝くんに重ねていました。

 

去年は「あかり!俺だーっ!」という勢いで、強火次郎担のあかりさんを応援していましたが、今年は真砂(小島くん)にドルオタとして気持ちが寄ってしまいました。

中学生の頃にエンドレスの漫才を見て救われた真砂は芸人を志し、同じ事務所に所属するもそのことは一切言わず、先輩後輩として可愛がってもらう仲になりました(最初の場面から、稲毛よりも優輔との方がよく食事に行く仲なのではと推測)。デビュー5周年を祝うためにエンドレスの旅行先を調べ、ゾンビになって驚かせるプランを練り(思い入れのある漫才をオマージュする演出を考えるあたり、オタクポイントが非常に高い。めっちゃわかる。)、どうも二人は解散の危機を迎えていると知り、おそらく木下(正門くん)のサポートがあってこれまでの想いを伝え、最後の漫才になるかもしれない場に足を踏み入れる。漫才はいつもと違う流れになり、特別だと伝えたゾンビ映画ネタを挟み(高浜さん優しい。泣く。)、事情を知る者のみが漫才のネタではなく本人の言葉であるとわかる中、良かったー!エンドレスは解散しないぞー!と確信を持って、強く拍手を送ります。(偏ったあらすじ-完-)

自分にはドルオタの引き出ししかないのだろうかと少し不安になりますが、卒業公演で推しに「泣かないで!」と言われないようにするのが目下の目標*2である私からすると、涙を流さなかった真砂は強いです。5周年からの解散の危機って、テンションの急降下具合が半端ないのに…。

もう一つオタク話では、デビューから数年経っても変わらずエンドレスの出待ちを行っている、ピンク色が強いシオリちゃんも気になるところ。たつのやでの漫才は、シオリちゃん的には押さえておきたい現場だっただろうけど、ヤラカさないと行けないですもんね。あの場にいなかったからこそ好感度が高いです。 

何もない(本当はゾンビ木下がいる)空間を見てニコニコしている真砂を見た時は、「霊が見える設定なのかな?」と思ってしまいました。(映画のオチは、本当に幽霊がいた話になるのかと…。)

そして、これまで推してきて今更何を言ってるんだ感満載なのですが、大きなスクリーンで見た小島くんのお顔がすっっっっっごく綺麗でビックリしました!*3真砂と優輔のアップが交互に映る場面では、「(真砂)綺麗…(優輔)可愛い…(真砂)綺麗…(優輔)可愛い…」と、脳みそが幸せになりすぎて訳のわからないことになっていました。

 

エンディングはおなじみのインド映画形式ですが、流星くんが出てきた瞬間に「天使降臨!」と気持ちが華やぎました。急にあんなに可愛い子がエンディングに出てきたら、事情を知らない方はびっくりしません?ダイマのチャンスですね!松竹座に入る時は川北くんがアップめに映って泣きそうでした。西畑くんを挟んで、斗亜くんのシンメにいるんです…!一瞬、西畑くんとの2ショットに見えるんです…!
今回は角座から松竹座inのルートだったので、会員向け動画の「UME強引オン!」と前作エンディングの「Dream Catcher」をその後に見れば松竹座の案内もバッチリですね。

 

ちょいちょい対談や舞台挨拶で話している「次回作はBLで」というのは、一般人の友達を誘うのにハードルが高すぎてしまうため、やめておいてほしいです。あくまでオタク向けにしても、人を選ぶ題材ですから…。
監督が舞台挨拶でおっしゃっていた、「本人が本人役で出てバックステージを撮る。コンサート前に西畑くんが誘拐されるような。」といったものは、これまでの関ジュ映画とはまた違った色合いで面白そうですね。*4

ドリステへの赤名くんの抜擢が夏松竹'15の演技からだったということで、去年の「ANOTHER」を観て「任せてみよう」と思ったのが丈くんや小島くん、正門くんだったのかなと思うと、今夏から次へ繋げる人は誰なのか、今から「次」を期待してしまいます。

 

 

余談ですが、若手芸人物のシリーズ小説を読み終えたところだったので、軽率に世界をリンクさせ、「西も東も芸人さんの世界は熱い!」とドーパミンが出まくりました。気になる方は、ご一読ください。できればあらすじは読まずに、順番に読んでいただきたいです。*5

オーディション 南部芸能事務所

オーディション 南部芸能事務所

 


このシリーズを読んでいたので、エンドレスとピンクらくだのコンビ名に野心を感じてニヤリとしました。
もう一つ余談で、これまたちょうどゾンビ小説を読んでいるところだったので、エンドレスのネタがやけにタイムリーでした(笑)。

 

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舞台挨拶

去年の私が申込み時に役立った*6のですが、今年も先行抽選の間にチケットを押さえることができませんでした…何でや…。次こそは早めに手元にチケットが欲しいです。
学生さんの夏休みを狙った期間(8/31までのところも少なくなってきたと思うのですが…。)としても、「平日関東圏>>>>平日関西圏」で座席に余裕があった模様。去年よりも舞台挨拶の回数を抑えて上映開始一週間に絞り、一回を除き(移動の関係?)上映後の挨拶になっていました。

Twitterでの質問募集企画では、おそらく私の質問が採用された!と思うので、去年の大西さんよろしく「アイラブ埼玉!」と言っておきます。質問を考えるのは苦手ですが、頑張り時にはがんばりたいです。

 

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おまけ

*1:役柄等の説明を極力省いているので、映画をご存じでない方は公式サイトよりよろしくお願いします。「映画 スタタン」で検索!

*2:この一文を打つだけでも目が潤む。

*3:「ジミーMackyに似てる」「歯並びがすごく良い」以上の感想をお顔に対してこれまで持っていなかったので、ようやく周囲の「顔が整っている」評に深く頷けます。

*4:本人役の映画、という点で光GENJIさんの「ふ・し・ぎ・なBABY」を思い出しましたが、他にも前例はあるのでしょうか。GENJIの五人が出会った不思議な赤ちゃんを巡ってのドタバタ物語(という、文献からの認識。)。得意のローラースケートで追っ手を撒く…という部分はHiHiJETさん案件のような気も。

*5:順番に「南部芸能事務所」「メリーランド」「春の嵐」「オーディション」「コンビ」。読んでいる内にアッと意図に気づいておもしろかった単行本の装丁があり、他の方にも同じ経験をしていただきたいので、二巻目は文庫本ではなく単行本での読破をお勧めします。

*6:関ジュ映画舞台挨拶覚え書き - 柑橘類の陽